太田宏介、豪デビュー戦で“電光石火”の決勝アシスト! 左足で鮮やか2ゴール演出
パース・グローリー加入後初出場、途中投入後7分で決勝アシストし3-1勝利に貢献
オーストラリア1部パース・グローリーに加入した元日本代表DF太田宏介が現地時間26日のブリスベン・ロアー戦(3-1)の後半16分から途中出場して新天地デビューを飾った。出場から7分で決勝点をアシストするなど2得点に絡む活躍を見せている。
昨年12月に名古屋グランパスからパース・グローリーへの移籍を発表した太田は1-1の同点で迎えた場面で途中出場。これでブリスベン・ロアーのMF檀崎竜孔とともに日本人2人が同時にピッチに立った。
左サイドに入った太田はさっそく、攻撃面で存在感を発揮する。同23分、太田は相手ペナルティーエリア内で右サイドからのロングボールを左足で丁寧に落とすと、そのパスをFWブルーノ・フォルナノリがダイレクトボレーでゴール右隅に叩き込んだ。太田はデビュー戦、出場からわずか7分でアシストを記録した。
さらに同30分にはフォルナノリのスルーパスに抜け出した太田が左サイドから鋭いクロスをゴール前に供給。GKに防がれるも、こぼれ球をFWディエゴ・カストロが押し込み、追加点となった。
パース・グローリーは3-1で勝利を収め、太田は2得点に絡んだ。クラブ公式サイトの試合レポートの中で、太田のパフォーマンスについて次のように記された
「グローリーズの2点目は美しいものだった。ニール・ケニーのフィールドを横断する高速パスの勢いを太田が完璧に吸収し、フォルナノリへつないだ。そしてウルグアイ人(フォルナノリ)はGKジェイミー・ヤングの守るゴールにハーフボレーを突き刺した。
そして2-1となった7分後には3-1となった。再び太田がアシスト役となった。この場面で元日本代表はフォルナノリのパスでフリーになり、低いクロスと供給。カストロはファーストタッチでコントロールし、セカンドタッチでネットを揺らした」
クラブ公式ツイッターも「太田宏介が試合の勝利につながる2つのアシスト」と太田がアシストを決めた場面での笑顔ショットを投稿。さらに「彼はまだ始まったばかり」と今後のさらなる活躍にも期待を寄せた。
太田にとって2016年から17年に在籍したフィテッセ(オランダ)以来となる2度目の海外挑戦は幸先のいいスタートとなった。