大久保嘉人、目指すJ1通算200得点 プロ初の“試み”で今季15得点へ「キレが全然違う」
大台のJ1通算200ゴールへ、プロ初の試みにも挑戦「美味しいごはんを食べたい」
「15ゴールは本当に手が届くところで、勢いに乗れたらいけるという感じではあるけど、まずは1点1点。(最多)得点を更新していくので、焦らずに1点1点取りながら、最後は15点までいければいいかなと思っている」
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昨季は負傷の影響もあり、東京Vで無得点。19年に所属した磐田では20試合1得点だった。二桁得点は川崎フロンターレ時代の2016年が最後となる。“復活”を遂げるために、今季は原点回帰でゴールにこだわる。
「怖い選手でいたい。今まではパスを出すのも好きなので、周りに気を使ったりしていた。でも、今年に関してはよりゴールに向かっていきたいと思っている。『上手い選手』というのはもう別にいいので、『怖い選手』『泥臭い選手』という色を今年は出していきたいと思っている」
プロ21年目、今年39歳になる。そのなかで、キャリアで初めての試みに臨んだ。これまではオフに7kgほど太り、キャンプに入ってからダイエットすることが“ルーティン”だった。だが、今年は初めてオフにトレーニングを積み、体を絞った状態でキャンプインした。
「今まで20年間、キャンプではダイエットしてきたけど、今年は美味しいごはんを食べたいな、と思って自主トレを入れた。キャンプ前からある程度絞って。筋力が上がって(キャンプに)入ることができた。キレも全然違う。今まで、キャンプはほとんどダイエットだったので……今回は最初からいけましたね」
100%の状態で臨めた宮崎キャンプでは、充実した時間を過ごすことができた。27日に迎える柏レイソルとの開幕戦に向けて準備万端整った。これまで記録にも記憶にも残るゴールを生み出し続けてきた日本屈指のストライカー。ピンクのユニフォームを纏った“新生”大久保は開幕ダッシュに向けて気合十分だ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)