FC東京「31選手の最新市場価格ランク」 注目の元ブラジル代表DF、“1億円超”は8人
新加入のDFウヴィニ、FWオリヴェイラとともに1億9050万円でトップ
2021シーズンのJ1リーグが開幕した。今オフの移籍市場で各クラブが選手を入れ替えたことで、どれくらいの戦力を有し、20チームで争われる今季の勢力図がどのように変わったのかは多くのファンが気になるところだろう。それを見るうえで一つの目安となるのが、市場価格の合計額だ。
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ドイツの移籍情報専門サイト「transfermarkt」では、世界中のサッカー選手の市場価格を随時更新しているが、この市場価格は選手たちの“推定移籍金”に近い意味を持っている。この市場価格を比較・分析しながら、今季開幕時のJ1リーグ各クラブがどれだけの戦力を抱えているかを考察していこう(※登録選手リストはクラブ公式サイトを参照)。
■FC東京(昨季6位/17勝6分11敗)
選手市場価格総額:21億3360万円
チーム内最高額選手:ブルーノ・ウヴィニ、ディエゴ・オリヴェイラ(1億9050万円)
昨季11年ぶりにルヴァンカップを制したFC東京にとって、2021シーズンはJ1初制覇を目指す1年となる。2020年は6位という結果に終わったためか、全体的に市場価格は下がってしまった。それでも、1億円超えの選手を8人も擁しており、タイトルを十分に狙える陣容が揃っている。
FW原大智がクロアチア1部イストラへ完全移籍したものの、主力選手のほとんどが残留した。日本代表FW永井謙佑(1億2700万円)が負傷し、序盤戦はクラブトップの市場価格1億9050万円のFWディエゴ・オリヴェイラに頼るところが大きくなるだろう。FW登録選手は、この2人とFW田川享介の3人しかいないだけに、田川にとっては現在の6350万円という評価を高めるチャンスも訪れそうだ。
昨季、鹿島からレンタル移籍で加入したMFレアンドロ(1億5240万円)は、その活躍が評価されて完全移籍での加入となった。レアンドロ、MFアダイウトン(8890万円)、ディエゴ・オリヴェイラのブラジル人トリオは、今季も他クラブを悩ませるだろう。MF東慶悟(1億1430万円)に加え、新加入のMF渡邊凌磨(7620万円)も、長谷川健太監督のオプションとなる。