「もう一度彼と話してみる」 ハノーファー会長、原口元気に来季残留を再要請と明言
キント会長が独メディアに説得する意向を明かす
ハノーファーのマーティン・キント会長がドイツメディア「SPORTBUZZER」のインタビュー取材のなかで同クラブ所属の日本代表MF原口元気について言及し、契約延長による残留を再度促すつもりであると明かした。
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24日のチーム練習の際には同僚のDFシモン・ファレッテと口論となり、乱闘騒ぎを巻き起こした原口。しかし、同選手が渦中の人となっている問題はもう一つある。2018-19シーズン開幕前にハノーファーに加入した原口は、今季もエースナンバーの背番号10をつけてリーグ戦全試合に先発出場を果たすなどチームの中心的存在だが、同選手とハノーファーの契約が今年6月末で満了となることから契約延長交渉の行方に注目が集まっていた。
契約延長に関するこれまでの話し合いのなかで、ハノーファーが来季1部に昇格する場合にのみ残留するとクラブ関係者に伝えたとされる原口について、キント会長は「彼とはもう一度話し合ってみる。2部に留まる場合のことも含めてね」と発言。リーグ戦では自動昇格圏内にいる2位グロイター・フュルトとの勝ち点差が9にまで開き、1部昇格は厳しい状況になりつつあるが、たとえ昇格できなくてもチームの支柱である原口には残るように説得する意向のようだ。
もっとも、「SPORTBUZZER」はこうしたキント会長の方針について、「残留を原口に納得させるのは簡単ではないだろう。その企てが成功する見込みは少ないが、とりあえず試してみるだけの価値はある。2018年夏にデュッセルドルフからやってきた原口は、ハノーファーの頭脳、ドライバーと言える存在であり、長時間燃焼ストーブのような選手なのだから」として、原口が翻意する可能性は低いだろうと予想している。
今季の残り日数を考えるとこれが最後の交渉になる可能性もあるが、果たして原口はどういう決断を下すのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)