浦和「27選手の最新市場価格ランク」 最高額FWとMFが流出…“2億円超”はゼロに
不安が残る中盤、最終ラインには1億円超え選手が4人揃う
FW以上に不安が残るのが中盤だ。今オフにMF青木拓矢(→FC東京)、MF長澤和輝(→名古屋グランパス)、MFエヴェルトン(→ポルティモネンセ)らが退団。新加入11選手のうち6人がMF登録だったが、上位3人を見てもMF田中達也(8890万円)、MF金子大毅(8255万円)、明本考浩(7620万円)と、市場価格は1億円に届いていない。柏木が退団すれば、中盤には市場価格1億円の選手がいなくなる。
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シント=トロイデンへ期限付き移籍したDF橋岡大樹が抜けた右サイドバックには、ヴィッセル神戸からDF西大伍(1億2700万円)を補強。DF槙野智章(1億5240万円)、DF岩波拓也(1億2700万円)、山中亮輔(1億1430万円)と、1億円超えの選手が4人揃っている。実力も実績も十分な選手たちが先発に名を連ねそうだ。守護神のGK西川周作(1億1430万円)を含めた守備陣の奮闘が、上位進出には欠かせないだろう。
昨季の開幕時点では、当時のレートでも2億円超えの選手が4人、1億円超えの選手が17人もいた浦和だが、今季は1億円超えが現時点で9人にとどまった。昨季終了時、クラブは公式声明で「ユースからの昇格を含め、高卒、大卒、他クラブからの加入など、比較的若い選手の加入も多くなると想定しています。2021シーズンは、経験豊富な選手たちや中堅選手たちが活躍し、同時に、若い選手たちが台頭する年にしていきます」と発表しており、実際にその通りに進んでいる。AFCチャンピオンズリーグ出場を目指すには、やや心許ない陣容だが、不安を吹き飛ばす若手の台頭が待たれる。