「実害は別のところで…」 L・スアレス、”つねりの奇行”に元英代表DFが見解
チェルシーDFリュディガーの足をつねり一触即発 元英代表DFファーディナンドも驚き
アトレティコ・マドリードのウルグアイ代表FWルイス・スアレスは、現地時間23日に行われたチェルシーとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16第1戦(0-1)で、球際で競った相手の足をつねる奇行に走った。元イングランド代表主将は、「主審は見ていない」「実害は別のところで起こっている」と述べている。英メディア「フットボール・ロンドン」が伝えた。
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新型コロナウイルスの影響で、アトレティコのホーム扱いの一戦はルーマニアの首都ブカレストにあるアレーナ・ナツィオナラで開催。後半23分にチェルシーの元フランス代表FWオリビエ・ジルーに値千金のオーバーヘッド弾を決められ、黒星を喫した。
2トップの一角で先発フル出場するもシュートなしに終わったスアレスは、試合終盤にフラストレーションが爆発。後半34分、ゴールライン際でチェルシーのドイツ代表DFアントニオ・リュディガーと激しく競った際、背後から押される形になり、倒れ込みそうになった瞬間に左手で相手の太もも裏付近に爪を立ててつねる奇行に出た。これにはリュディガーも怒りを覗かせ、にらみ合い、スアレスが胸を突き飛ばすなど一触即発の状態になったが、両者注意にとどまった。
現役時代にマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏は衛星放送「BTスポーツ」で、「主審は(つねる瞬間を)見ていないだろう。彼らの顔を見ていているが、実害は別のところで起こっている」と主張した。
記事によれば、つねられたリュディガーがスアレスを嘲笑しているとして、ファンはツイッター上で「スアレスの歯をからかっている」「彼はスアレスの卑劣な噛みつき行為に言及している」など、その理由を推察して盛り上がりを見せていたという。
リバプール時代の2013年、ウルグアイ代表の一員として出場した2014年ブラジル・ワールドカップで“噛みつき事件”を起こして波紋を呼んだスアレスだが、またもや悪いイメージがついてしまった。
(FOOTBALL ZONE編集部)