アタランタGK、ヴィニシウス襲撃の“ジャンピングキック”を海外糾弾 「暴力的」
飛び出したGKゴリーニが勢い余ってレアルFWヴィニシウスと交錯するもファウルなし
アタランタは現地時間24日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の第1戦で、レアル・マドリードに0-1で黒星を喫した。前半17分に退場者を出して数的劣勢を強いられたなか、その直後の“疑惑のプレー”に注目が集まっている。
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前半17分、アタランタはレアルの連動したパスワークに翻弄され、スイス代表MFレモ・フロイラーがペナルティーエリア手前に抜け出したフランス代表DFフェルランド・メンディを背後から倒して、一発退場。序盤で数的劣勢を強いられることになった。
その直後、アタランタの最終ライン裏に飛んだボールにレアルのブラジル代表FWヴィニシウスが反応。アルゼンチン人DFクリスティアン・ロメロが追いかける一方、イタリア人GKピエルルイジ・ゴリーニも迷わず飛び出し、一足先にボールに触ってクリアした。しかし、ジャンプしながらのクリア後、勢い余ってヴィニシウスと交錯し、高く振り上げた右足が相手の右太もも付近を直撃。ヴィニシウスは苦悶の表情を浮かべた。
このシーンでは、トビアス・シュティーラー主審はカードを出すことなくプレーを流したが、米スポーツ専門局「ESPN」ウルグアイ版は、「カードなし! ゴリーニのヴィニシウスへの無謀なチャレンジ。アタランタのGKがカウンターを阻止し、ブラジル人選手を激しく攻撃した」と指摘。ブラジルメディア「UOL」が「ヴィニシウスは暴力的なタックルに苦しむ」と報じれば、スポーツチャンネル「TUDN」も「ゴリーニは自分のテリトリーで相手を威嚇」と伝えた。
アタランタは後半41分の1失点のみで第2戦に望みをつないだが、もしゴリーニがレッドカードを受けていたら、試合は一方的な展開になっていたかもしれない。