「サポーターの方と一緒に」 STU48谷口茉妃菜、徳島ヴォルティスに馳せる“郷土愛”
サッカー初観戦の印象は「うず潮のように動いている」 柿谷の“武者修行姿”にも感動
徳島ヴォルティスは2021年シーズン、7年ぶりにJ1の舞台に立つ。瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」の谷口茉妃菜さんは、徳島で生まれ育ち、徳島の魅力を率先して全国に情報発信する「とくしまLOVEサポーター」も務める根っからの“徳島っ子”。大のスポーツ好きである彼女から見た、サッカーと徳島ヴォルティスの魅力とは――。(取材・文=Football ZONE web編集部・小田智史)
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――徳島ヴォルティスは、谷口さんがSTU48加入前の2013年にJ1昇格プレーオフを勝ち上がり、クラブ史上初のJ1昇格を果たしました。当時の記憶はありますか?
「中学生の頃は周りにサッカーをしている子が多くて、みんな喜んでいました。(鳴門・大塚スポーツパークポカリスエット)スタジアムがある鳴門方面では特に、『ヴォルティス』の文字を見たり、クラブカラーの青をモチーフにしたものが街にあふれていたのを覚えています。2014年はJ1の凄みを感じたシーズンでもありましたが、またあの熱気を味わえるのが楽しみです」
――徳島は野球も盛んですが、サッカーにはどんなイメージを持っていましたか?
「サッカーは個人の実力が発揮できるスポーツだな、と。ボール捌きとか、プレーのキレに目を引かれます。徳島はたしかに野球のイメージは強いですが、サッカーも人気で、私のファンの方でもサッカーをより応援している方もいらっしゃいます。人が温かくて、自然にも恵まれているので、選手の方にとっても活躍しやすい・成長しやすい環境なのではないかなと思います」
――実際にスタジアムで観戦したことは?
「小さい頃に、親戚の方に連れて行ってもらいました。野球とはまた違った雰囲気があって、サッカーはヴォルティスのモチーフになっているうず潮のように、各ポジションの選手たちが目まぐるしく動いている印象を受けました」
――徳島ヴォルティスの中で、知っている選手・印象に残っている選手は?
「過去に在籍した選手だと、(期限付き移籍で2009~11年にプレーしていた)柿谷曜一朗選手(現・名古屋グランパス)のストーリーは当時聞く機会が多くて、とても感動したのを覚えています。今リーグを代表する有名な柿谷選手が徳島で成長した姿には、私も刺激を受けた部分があるし、『徳島のみなさんが応援してくれていたから、僕はサッカーを続けていられた』とメッセージを送っていらっしゃったのを見て、徳島は実際に来たらその良さが伝わる場所なんじゃないかと思いました。前回昇格した時に中心メンバーだった津田知宏選手、(2016~17年に在籍した)渡大生選手、昨年まで在籍していた徳島出身の表原玄太選手(現・松本山雅FC)も知っています」