先制V弾にも貪欲な香川「もっと得点を…」 奇跡の逆転優勝へゴール量産を誓う

「連戦の最後を乗り切ってやろう、と」

 こう振り返った香川だが、リーグ戦ここ6試合で4得点。ドルトムント1年目の2010-11シーズンのゴール数「8」に並んだ。2016年の年明けにシステム変更の影響で一時パフォーマンスを落としたが、終盤戦に入って強烈な輝きをピッチ上で放っている。

「特に違いはないですし、もっともっと点を取っていきたいと思っているので。まだまだ取りたいですね」

 珍しく貪欲さを示した香川は、2週間で5試合という超ハードスケジュールで全て先発出場。ゴールやアシストなどの結果を積み上げている。

「今日が連戦の最後の試合だったんで、本当に厳しかったです。精神的にも肉体的にも。アウェーということでなおさら、ね。ただ、ここをしっかり乗り切ってやろうという強い意識を持って挑みました。やはり細かいミスを含めたら、連戦の疲れも感じました。でも、それはしょうがないことで、チームがこういう戦いでも勝ったことがすごく大きかったのかなと思います」

 過酷な過密日程を乗り切った充実感を示していた。独メディアからは「アクティブで、創造性に富んでいた」と称賛された香川は、雌伏の時期を乗り越え、ついに完全復活を果たしたと言えそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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