バイエルン17歳新星、独代表入り選択と現地報道 英代表と“争奪”も…「正しい決断」
CLクラブ史上最年少得点で注目のムシアラ、生まれ故郷でのプレーを選択へ
バイエルン・ミュンヘンでブレーク中のU-21イングランド代表FWジャマル・ムシアラがドイツ代表入りを選択したとドイツ誌「キッカー」などが一斉に報じた。17歳の逸材は「100%正しい決断」と自身の選択について語った。
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ムシアラは現地時間23日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の敵地ラツィオ戦(4-1)で大会初ゴールを決め、同大会におけるイングランド人選手の最年少得点記録とバイエルンの選手の最年少得点記録をいずれも更新した。多くのタレントを抱える欧州王者の中でも異彩を放つ若手として注目を浴びている。
2003年生まれで、26日に18歳の誕生日を迎えるムシアラはドイツ人の母とナイジェリア人の父との間に生まれ、幼少期にドイツからイングランドに移り住んだ過去を持つ。その後チェルシーの下部組織に入ったが、2019年にバイエルンへ移籍していた。世代別代表ではドイツとイングランドの両方でプレーし、昨年U-21イングランドU-21代表でデビューを飾ったが、今後はドイツ代表としてプレーすることを決断。「最終的には自分の気持ちに耳を傾けることにした。これは100%正しい決断だと感じている」と語った。
ムシアラはドルトムントのMFジェイドン・サンチョやマンチェスター・シティMFフィル・フォーデンらに続くヤングスターとしてイングランド代表入りも期待されたが、「レーブ監督は僕が最も得意な攻撃的な中盤の選手としての資質を高く評価してくれた」と代表監督からの評価が決め手になったと語っている。
イングランドを離れ、ドイツで花開いた新星は生まれ故郷のドイツのために戦うことを選んだ。近年メジャー大会では不振が続くサッカー大国の未来を担う存在として大きな期待がかけられそうだ。