ベテラン中村俊輔&小野伸二が激白、2人の“天才”が抱く「再会」への思いとは?
J1開幕戦で札幌と横浜FCが激突、名手たちが意気込みを語る
Jリーグは開幕戦を今週末に控え、各カードのオンライン会見を実施。10試合それぞれ両監督と1名ずつの代表選手が出席したが、その最後を飾ったのが北海道コンサドーレ札幌のMF小野伸二と、横浜FCのMF中村俊輔だった。いずれも日本代表や海外クラブでも活躍してきた名手は、ピッチ上での再会を心待ちにしている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
開幕戦をホームで戦う札幌は、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督がオフ期間の帰国中に負傷して手術したこともあり、昨日からの合流になった。それについて小野は「1人1人がそれを感じさせないくらいの気持ちを込めてトレーニングに励んできた。それを踏まえて練習試合でも良いパフォーマンスを見せて、ここまで大きな怪我もなく来られたと思う。ミシャさんが来てまだ数日だけれども、本当の意味でやっていくぞという団結力も上がってきた」と、ここまでの準備過程への手応えを話した。
一方の横浜FCは、J2から昇格して2年目となり下平隆宏監督はトップ10入りを目標に掲げている。中村は「去年のビルドアップからしっかりプラスして、FWに4人も良い選手が入ってきたのでそれをどう生かすか。去年は回すところを、今年は早く2トップに当てることなどもキャンプで現れていた。細かいところはリーグが始まってからという部分もあるけれども、誰が出ても遜色のない感じになっている」と、自身の見解を明かした。
一方で、ペトロヴィッチ監督率いる札幌のコンビネーションプレーについて中村は警戒感を口にしている。
「ミシャさんは広島とレッズ、コンサドーレも3-4-3から4-1-5へと変えながら回すのでやりづらい戦術。自分たちの形もあるけれども、相手をどう対策したらやらせないかもやっている。3-4-3から変わってというのはミシャさんがJリーグにもたらしたと思う。一番嫌なのは選手の特徴が出やすくて、細かく連動して、見ないでもフリックしていくような形ができていくこと」
これを受けた小野は笑顔を浮かべながら「明日の練習でそれをみんなに伝えて、相手の嫌なことをしようという方向に持っていきたいですね(笑)」と応じた。そのうえで、「開幕カードということで、お互いにとにかく遠征メンバー、試合の18人に入ることを目標にしていると思う。同じピッチに立てたら最高だと思いますし、それが実現できるようにと思っていますね」と、中村との対戦を心待ちにしている。