【金J特集】川崎MF家長昭博が憧れた中田英寿の“力強さ” 開幕戦へ独自調整「100キロ走りたい」
昨季リーグ2位の攻撃力を誇る横浜FMとの開幕戦「スリリングなゲームになる」
J1連覇を目指す川崎が、開幕戦で対戦するのは同じ神奈川に本拠地を置く横浜FMだ。2019年シーズンのJ1王者は、昨年のリーグ戦は9位と苦しんだ。だが、得点数だけを見れば、88得点で歴代最高記録を更新した川崎に次ぐリーグ2位の69得点を挙げている。つまり、開幕戦から昨季のリーグ1位と2位の得点力を誇る2クラブが激突するのだ。
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昨季の直接対決では川崎が2連勝を収めたが、家長は「マリノスとのゲームというのは、いつもどちらが勝ってもおかしくない展開になります。スリリングなゲームになると思いますし、開幕戦で非常に良いチームと戦えるので楽しみです」と、横浜FMの攻撃力を警戒する。
「失点を恐れずに攻撃をしてくる、あのスタイルっていうのは、やっていても脅威ですし、自信を持ってスタイルを貫いてくるので非常にやりづらい相手です。しっかりボールをつないで、スピードのあるウイングを中心に攻めてくる戦い方には警戒したいです。あとはマルコス・ジュニオール選手が抜け目ないので、チームとしてしっかりマークしないといけないと思います。良い守備をしても、それを上回られるような攻撃のクオリティーがあると思うので、ピンチは作られるでしょう。その時に、最後にどれだけみんながペナルティーエリア内で体を張れるか、シュートブロックができるか。そういうところが、ポイントになると思います」
そして、2019年にJリーグMVPを受賞した横浜FMのFW仲川輝人について「ウイングの手本のような選手だし、マリノスの好調のバロメーターとなっているのが仲川選手だと思うので、僕たちは警戒しないといけません。あまり活躍しないように、お願いしたいですね」と、要望を送った。
今年の元日に天皇杯決勝を戦った川崎は、G大阪との富士ゼロックス・スーパーカップ(3-2)を20日に戦ったため、他クラブよりも1週間早く新シーズンに突入。オフ明けは「比較的多く、有酸素運動に取り組んでいます」という家長は、今年新たな試みをしているという。
「開幕までに100キロ走ろうという目標を立てて、練習後に走っています。J1開幕戦まで、あと2週間で、今は75キロなんで、なんとか開幕戦までには100キロ走りたい」と、独自の調整でコンディションを上げる。
「若い選手は、シーズンがスタートして、1週間、2週間でキレのある動きが出てくると思いますが、自分はそういう年齢ではありません。自分の今できる最大値を出しながら、焦らずに徐々に徐々に上げていきます。そういう意味では、スーパーカップで1試合、緊張感のある試合をやることで、コンディションも上がると思うので、僕たちにとってはメリットになると思います」