【金J特集】「弱点はあまりない」 仲川輝人、開幕戦で激突する川崎を称賛「本当に上手い」
敗戦しても失敗しても仲川が下を向かないワケ
仲川自身、昨シーズンは怪我の影響もあり、リーグ戦の成績は18試合2得点にとどまった。それでも初めて出場したAFCチャンピオンズリーグでは全7試合中6試合に出場して3得点。持ち味とする相手の裏を取る動きやスピードで相手を翻弄し、アジアの強豪クラブ相手でも「やれている」と手応えを感じた。しかし「チームが勝たないといけない」と話す。
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「ラウンド16でもチャンスを決め切れずに逆転負けをしてすごく悔しかったですし、リーグ戦でも昨年は逆転負けが多かった。しっかり試合をコントロールする力をつけないといけない」
仲川はどんな時でも下を向かない。試合に敗れても、シュートを外しても、「自信を持ってプレーすることはサッカーにとって大事」だと、すべてをポジティブに捉えるようにしている。
「相手からすると自信を持って仕掛けられてくると嫌だと思うし、何をするか分からないと怖さもあると思う。僕自身、加入当初はなかなかマリノスで試合に絡めなくて、2度の期限付き移籍を経験しても、サッカーをする時にプレーに対して自信だけは持っていました。チャレンジして失敗しないと、次のステップというか、自分の成長にはつながらない。練習のなかでもチャレンジして失敗して、改善して、またチャレンジする。そういう経験が試合につながっていく。そして試合でもチャレンジして、失敗して、その繰り返しなんだと思うんです。それをやっていかないと、自分のレベルアップにつながっていかないですし、レベルアップすることがチームにとってもいい方向につながるんじゃないかなと考えています。だから下を向くことはほとんどない」
横浜FMは昨シーズン途中からシステムを3バックに変更し、追い求める「自分たちのサッカー」の進化を続けている。「ウイングにボールが入った時に、(3バックだと)人数的にウイングバックがいたり、サポートがいるので助かっている部分がすごくある。それに3バックの真ん中や右のセンターバックも攻撃参加してくれるので、そこで数的優位を生かして、崩していければいいかなと思うし、練習試合でもチャンスを作れていたので、そこで打開していければいいなと思っています」と、開幕に向けて順調にコンディションを上げてきている。