チーム3点目も香川のクロスから

　後半も香川は切れのある動きで好機を演出した。11分、左サイドでボールを受けた香川はドリブルでエリアに侵入し、DF一人をかわしてから左足でふわりとした浮き玉のクロスを中央に供給。頭で合わせたラモスのシュートは一度GKに防がれたが、ムヒタリアンが押し込んで追加点を奪い、3-0とゲームを決定的なものにした。

　ドルトムントは同31分にプリシッチ、ロイスを下げてMFライトナーとDFシュメルツァーを投入。さらに同37分にバイグルに代えてサヒンをピッチで送り出した。過密日程の中で香川は試合終了まで攻守に奮闘し続けた。

　その後、スコアは動かずに試合終了のホイッスルを迎えた。好調ドルトムントは残留争いをするシュツットガルトを相手に順当な勝利を手にし、リーグ戦14試合無敗（11勝3分）で首位バイエルン・ミュンヘンの後を追っている。同時刻のゲームでバイエルンがヘルタ・ベルリンに2-0で勝利し、残り3試合で勝ち点7差と状況は厳しいが、奇跡の逆転優勝へ望みをつないだ。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images