フランクフルト鎌田の相棒、独代表“サプライズ復帰”? 現地称賛「1対1で違い作れる」
今季絶好調のフランクフルトMFユネス、バイエルン戦でも2ゴールに絡む活躍
ブンデスリーガ12試合無敗で現在3位と好調を維持しているフランクフルトにあって、3-4-2-1システムで日本代表MF鎌田大地とともにシャドーのポジションを務めているMFアミン・ユネスに対する期待と注目が日増しに高まっている。チーム関係者や現地メディアからは、今夏の欧州選手権(EURO)に臨むドイツ代表メンバーに推す声も出始めている。
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20日に行われたブンデスリーガ第22節バイエルン・ミュンヘン戦に先発したユネスは、前半12分に左サイドで相手を引き付けてからのMFフィリップ・コスティッチへのスルーパスで鎌田の先制点の起点となると、同31分には左サイドからドリブルでピッチ中央に侵入し、最後はゴール右上隅に強烈なシュートを蹴り込んで自ら追加点を記録。フランクフルト地元紙「フランクフルター・ルントシャウ」が、先制点を決めた鎌田らを差し置いてユネスに最高評価の採点と「この小柄な青年がバイエルンを相手にやってのけたことは、驚異的だった。特に前半はチームの起点として機能し、手がつけられなかった」との寸評を出すなど、バイエルン戦では圧巻のパフォーマンスを見せた。
こうしたユネスの活躍に対して、フランクフルトのフレディ・ボビッチSDも称賛の声を惜しまない。同氏はドイツ紙「ビルト」の取材に対して、「アミンはここ数週間コンスタントに良いパフォーマンスを見せているし、素晴らしい道を歩んでいる。彼の高い技術レベルを、我々は最近頻繁に目にした。特に1対1の状況においてね。代表監督は、ユネスが何をできるかを知っている。彼はどんなチームも良くすることができると思う」とコメントし、ユネスがドイツ代表でプレーするに値する選手であるとの考えを明かした。
また、ドイツ紙「ヘッセンシャウ」も、「このパフォーマンスであれば、ユネスは再び代表選手の候補となる」として、2017年FIFAコンフェデレーションズカップ以来の代表入りの可能性に触れている。
現在27歳のユネスと同様に、トップ下でのプレーを得意とするドイツ人選手では、MFユリアン・ブラント(ドルトムント)、MFナディーム・アミリ(レバークーゼン)、MFユリアン・ドラクスラー(PSG)らがいるが、いずれも所属先のクラブで目立った活躍を見せていない。さらにドイツ代表は、昨年11月のUEFAネーションズリーグ第6節でスペインに0-6の大敗を喫した。こうした状況を考えると、ドイツ代表のヨハヒム・レーブ監督がチームの早急な立て直しのために、来月25日に予定されているワールドカップ欧州予選アイスランド戦の招集メンバーにユネスを入れる可能性も十分にありそうだ。