浦和の新たな闘将へ 新“4番”DF岩波が決意「ピッチでのプレーで証明したい」
今季から背番号を闘莉王や那須らが付けた「4」に変更
浦和レッズのDF岩波拓也は、今季から背番号を「4」に変更してシーズンに臨む。23日のトレーニング後に取材対応し、「レッズの闘将というイメージの番号になったので、そういう役割を果たしていきたい」と意気込んだ。
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浦和は今季からリカルド・ロドリゲス新監督が就任。徳島ヴォルティスを4シーズン率いてJ1昇格に導いたスペイン人指揮官は、最終ラインからボールをつなぎながら前進していくサッカーを志向している。
岩波はそのサッカーにおけるセンターバックの役割を「ボールを大事にする監督なので、ビルドアップでいかに相手を引き出せるか。それはパスだけでなくドリブルで相手を引き出すこともそう。それにより、次のパスを受ける味方を楽にできるか。顔を上げて相手のプレスを受けない状態からスタートすることを意識している。ラインを高くして、切り替わった時にすぐに守備に行けるようにすることも大事」と、攻守のポイントを話している。
昨季まで在籍したDF鈴木大輔がジェフユナイテッド千葉へ移籍し、オーストラリア五輪代表で主将のDFトーマス・デンは昨季終盤の負傷による影響もあり、沖縄県でのトレーニングキャンプではほぼ別メニューだった。青森山田高校から加入のルーキーDF藤原優大も所属するが、シーズン序盤はDF槙野智章と岩波の2人がセンターバックの軸になることが確実視される。
そして、鈴木の移籍によって今季から背番号は「4」になった。浦和ではDF田中マルクス闘莉王やDF那須大亮といった、闘う姿勢でチームを鼓舞する姿が目立ち、大事なところではセットプレーからのゴールでチームを助ける選手たちがつけてきた。岩波自身もまた、「レッズの闘将というイメージの番号になったので、そういう役割を果たしていきたい」と、その背番号とイメージを意識している。
それだけに岩波は「まずは今年、自分がしっかりチームの軸になれるパフォーマンスを出したい。それは立場ではなくピッチでのプレーで証明したい。初戦から良いプレーをしていきたい。レッズに来て4年目、一番いい成績を出したい」と話し、チームリーダーとなるような存在を意識した。
最終ラインから鋭いサイドチェンジを送る姿は、ロドリゲス監督の攻撃的なサッカーのなかでより際立つことが予想される。シーズン中に27歳となるキャリアの最盛期と言っていい時期を迎えるだけに、より大きな存在感を新しい背番号とともに見せていきたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)