浦和、FWレオナルドの中国・山東魯能泰山への移籍合意を正式発表 「開幕直前ですが…」
レオナルドは「『さようなら』ではなく、『またね!』でありますように」とメッセージ
浦和レッズは22日、ブラジル人FWレオナルドが中国1部・山東魯能泰山へ移籍することでクラブ間合意に達したと発表した。
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浦和の戸苅淳フットボール本部長は、16日の記者会見で「レオナルドはチームはまだ発表できないが、移籍で合意している。これからメディカルチェックで正式発表となる」と、チーム離脱が既定路線であることを明らかにしていた。
レオナルドは2018年にJ3のガイナーレ鳥取に入団すると、初年度に得点王。翌年はJ2のアルビレックス新潟へ移籍すると、ここでも得点王に輝いた。そして昨季に浦和へ加入して3カテゴリー、3年連続得点王という偉業達成も期待されたが、守備的な戦術やチーム全体の攻撃に機能性が低かったことも影響して、11ゴールにとどまった。
浦和の西野努テクニカル・ダイレクター(TD)は、「クラブとしては目標達成する上で重要な戦力であり、監督を含め本人とも話し合いましたが、本人の挑戦したい、という固い意志もあり、シーズン開幕直前ですが中国のクラブへ移籍することとなりました。クラブのために全力で戦ってくれたレオナルド選手の新天地での活躍を応援しています」とコメントを発している。
また、レオナルドは「チームの目標を達成することができずに、浦和を去ることになったことを悲しく感じています。しかし同時に、みんなに歓迎され、愛され、サポートいただいたことを幸せに思っています。これまでの温かい応援ありがとうございました。いつかこのチームに戻ってきて、浦和での物語の続きを再開できればと思います。『さようなら』ではなく、『またね!』でありますように」との惜別のメッセージを発した。
これで、浦和は外国籍選手がオーストラリア五輪代表で主将のDFトーマス・デンのみに。西野TDは「今後の戦力補強については、焦点を絞り、的確な戦力を迎え入れるために情報収集を行っております。チームの目標達成に向け、4月2日までの移籍ウインドーと夏の移籍ウインドーで色々な可能性を引き続き検証し、最善を尽くしていきます」としている。
外国人選手は新型コロナウイルスの影響により入国が困難で、さらには隔離期間も設けられる。27日にはリーグ開幕戦のFC東京戦を控えるが、緊急補強は現実的ではなく、しばらくは現有戦力での戦いを余儀なくされることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)