ドルトムント主将ロイス、ゴール量産の怪物ハーランドに脱帽 「究極のマシン」
シャルケとのダービーマッチで圧巻のジャンピングボレー弾をお見舞い
ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは、現地時間20日に行われたブンデスリーガ第22節シャルケ戦(4-0)で豪快なジャンピングボレー弾をマーク。今季も17試合17得点とゴールを量産しており、主将のドイツ代表FWマルコ・ロイスも「彼は飢えている」とそのフィニッシュ精度の高さに一目置いている。
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シャルケの本拠地ヴェルティンス・アレーナで行われた通算98度目となるブンデスリーガでの“レヴィア・ダービー”は、ドルトムントが前半42分にイングランド代表FWジェイドン・サンチョのゴールで先制した。
そしてその3分後、エースFWハーランドが存在感を発揮する。ドルトムントは左サイドから攻め込み、サンチョがペナルティーエリア内にクロスを供給すると、ファーサイドで待っていたハーランドはその場で高く跳び上がって利き足の左足でボレーシュート。抑えの効いたシュートはワンバウンドして対角線上のゴール左隅に突き刺さった。
英ラジオ局「talkSPORT」は、このアクロバティックな一撃を「約12ヤード(約11メートル)の距離から信じられないシザーキック」と称賛している。今季、ハムストリングの負傷もあったハーランドは、得点ランキング首位に立つバイエルンFWロベルト・レバンドフスキ(26ゴール)には及ばないが、リーグ戦17試合で17ゴールをマーク。2020年1月に加入後、公式戦43試合で43ゴールと「1試合1得点」のハイペースを維持している。
主将を務める31歳のロイスは試合後、頼れる20歳のストライカーを「アーリングは究極のマシンだ。彼はゴールに飢えている」と称えた。
ハーランドはレアル・マドリードなどビッグクラブが獲得を模索していると噂されてきたが、記事によれば、シャルケ戦後には海外ファンの間で「Come to Chelsea(チェルシーに来て)」とチェルシーへの来季加入の待望論が過熱。新天地候補の一つに挙げられるマンチェスター・ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督は、「マンチェスター・ユナイテッドはトップ選手がプレーしたいチーム。個人については何も言えないが、我々には裏付けがある」と話しているという。
パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペ同様、世界中のクラブがハーランドの一挙手一投足に熱視線を注いでいる。
(FOOTBALL ZONE編集部)