12年に放出したドリンクウォーターも選出の屈辱

　この内、最も高額だったのはシンプソンで200万ポンド（約3億2000万ポンド）。ヴァーディ、ドリンクウォーター、モーガン、シュマイケル、は100万ポンド（1億6000万円）。マフレズは40万ポンド（6400万円）、フクスとオルブライトンは移籍金なしでの加入だった。

　レスター以外では、今季途中に名門バイエルン・ミュンヘンから移籍金わずか75万ポンド（約1億2000万円）でサンダーランドに渡ったDFヤン・キルヒホフ。マンチェスター・シティからフリーでリバプールに渡ったMFジェームズ・ミルナー。そして、今季ウィガンから150万ポンド（約2億4000万円）でウェストブロムに加入したMFジェームズ・マクリーンが選出されている。

　今季プレミアリーグで活躍する彼ら11人の移籍金総額は合計でも865万ポンド（13億8000万円）だった。ルイス・ファン・ハール監督就任後、2年間で500億円規模の大型補強を敢行しながらUEFAチャンピオンズリーグでグループステージで早々に敗退し、タイトルから遠ざかるなど不甲斐ないユナイテッドにとっては、ドリンクウォーターの成長は痛恨の極みか。爆買い虚しく名門復帰の道のり厳しい名門には、目を覆いたくなるようなリストだ。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images