「怪我のないキャリアを与えられるなら?」 英メディアの“究極の質問”に小野伸二も浮上
“天才”小野、1999年の五輪予選で悪意に満ちたタックルを食らって左膝靭帯断裂の重傷
アスリートにとって怪我は付き物だが、不慮の負傷により、キャリアが大きく変わってしまった選手も少なくない。英メディア「スポーツ・バイブル」は、「もし1人の選手に怪我のないキャリアを与えられるとしたら、誰にする?」とツイッター上で問いかけ。“元祖・怪物”の元ブラジル代表FWロナウドらが多数票を集めるなかで、J1北海道コンサドーレ札幌の元日本代表MF小野伸二の名前も挙がっている。
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「怪我がなかったら…」
海外ファンの多くがそう思っているのが、元ブラジル代表FWロナウドだ。バルセロナ時代の1996-97シーズン、インテル初年度の1997-98シーズンは驚異的なスピードのドリブルでリーガ・エスパニョーラを席巻したが、1999年に右膝靭帯損傷、翌2000年には同箇所を断裂と大怪我を負い、切れ味は低下してしまった。その後、レアル・マドリードでエースとして活躍したものの、それでもファンは「膝を負傷していなければ、GOAT(史上最高)だっただろう」「ロナウド以上にそれに該当する選手はいない」とメッセージを寄せている。
ほかには、リバプールなどでプレーした元オーストラリア代表MFハリー・キューウェル、“元祖ワンダーボーイ”の元イングランド代表FWマイケル・オーウェン、フローニンゲンの元オランダ代表MFアリエン・ロッベン、元ブラジル代表FWアドリアーノらが多く票数を獲得。そのなかで、複数人から「シンジ・オノ」の名前が上がった。
小野はフェイエノールト入り前の1999年7月、シドニー五輪アジア1次予選フィリピン戦で悪意に満ちたタックルを食らい、左膝靭帯断裂という重傷がその後のキャリアにも大きな影響をもたらすことになる。オランダでも足首の故障や疲労骨折を経験し、怪我との戦いが長く続いた。
新シーズンから再び札幌でプレーする小野。プロ24年目、9月には42歳を迎えるなかで、どのようなプレーを見せてくれるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)