今季無冠決定的なアーセナル ベンゲル20年政権で最大のミスは「リバプールを怒らせたこと」
ロジャース前監督「ジョークとして受け取った」
元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード(現LAギャラクシー)から説得もあり、リバプールに残留したスアレスは13-14シーズンに31得点で得点王を獲得。その夏、アーセナルではなくバルセロナへ活躍の場を移した。移籍金は約6500ポンド(約104億円)と伝えられている。
レドナップ氏は、アーセナルもためらうことなく資金を投じるべきだったとさらに指摘した。
「スアレス獲得をもっとプッシュしていれば、おそらくあの時5000万ポンド(約80億円)でも出していれば3シーズンで2度はプレミアリーグのタイトルを勝ち取っていた。スアレスはどんなチームでプレーしても、そのレベルをより高いところに引き上げてくれる」
2003-04にリーグ無敗優勝を成し遂げて「インビンシブルズ(無敵)」と呼ばれたころの強さはすっかり影をひそめているアーセナル。かつてクラブに君臨した元フランス代表FWティエリ・アンリ氏の移籍後は絶対的なストライカーが不在となっており、これは近年の低迷と無関係ではないだろう。スアレスは昨季、バルサ移籍一年目からチームにフィットして三冠達成に大きく貢献。今季は公式戦49得点を挙げている。逃した魚はあまりに大きかったようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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