名古屋GKランゲラックがJリーグで“衝撃を受けた選手”を激白 「宇佐美の場合はパワーがある」
【ランゲラック開幕インタビュー|第2回】名古屋の守護神が驚愕したJ選手は?
来日4年目を迎えた名古屋グランパスのオーストラリア代表GKミチェル・ランゲラックは、かつてドイツやスペインのクラブでプレーした経験を持つ。欧州トップレベルを知る守護神は昨季、J1で17試合のクリーンシートを達成し、これまでの15試合(西川周作・2016年/キム・ジンヒョン・2019年)の記録を塗り替えた。J1最少の28失点に抑えてチームの3位躍進に貢献した守護神だが、Jリーグでプレーするなかで衝撃を受けた選手はいるのだろうか。経験豊富な32歳GKは、昨季J1を席巻したアタッカーやシュート力に脅威を感じた選手について名前を明かしてくれた。(取材・文=Football ZONE web編集部・小杉 舞)
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来日4年目のランゲラックが目の当たりにした驚くべき才能を持ったJ選手とは――。ランゲラックは、2007年に母国のAリーグ・メルボルンでプロキャリアをスタートさせ、10年にドイツの強豪ドルトムントへ移籍。MF香川真司ともプレーした32歳の守護神はシュツットガルト、レバンテを経て18年に名古屋へ加入した。19年に1試合だけ欠場しているものの、18年、20年は全34試合に出場し、すでにJ1リーグで100試合以上を経験している。そんなランゲラックが、Jリーグで対戦して衝撃を受けた選手がいる。
「川崎(フロンターレ)の三笘(薫)選手、家長(昭博)選手はとても上手くて驚いた。FC東京のブラジルトリオ、ガンバ(大阪)の攻撃陣はとても素晴らしいと思う。そういう意味では私もチャレンジしないといけない。クオリティーを持った選手に対応するためにはチャレンジしないといけないと思った」
昨季はJ1最少の28失点で、クリーンシートを17試合記録した守護神だが、やはり昨季の王者川崎の“顔”とも言える2人には苦戦したようで、真っ先に名前を挙げた。昨季大卒ルーキーながら30試合13得点でリーグを席巻した三笘、18年のJリーグMVP家長。さらに3人で計26ゴールを挙げたFC東京FWディエゴ・オリヴェイラ、レアンドロ、アダイウトンのトリオ、昨季2位でフィニッシュしたG大阪の攻撃陣には衝撃を受けたという。
その一方でシュートの上手さが光ったJリーガー3人の名も明かした。
「グランパスではマテウス選手。非常にシュートが上手い選手。あとはガンバの宇佐美(貴史)選手。本当に難しい。こちらとしても、いつもしっかり準備して止めようと思っている。あと、シュートで受けるのが難しかったのが(浦和)レッズの山中(亮輔)選手。速くて難しかった」