「タクミに賭ける時が来た?」 南野、“エース退団説”でリバプール帰還に現地期待
サラーが今季終了後に退団の可能性? 南野は「リバプールでの地位の再確立を目指す」
日本代表MF南野拓実は、今冬の移籍市場でリバプールからサウサンプトンへと期限付き移籍した。レンタル期間はシーズン終了までとなっているが、現地メディアは「タクミ・ミナミノに懸ける賭ける時が来たのか?」と取り上げ、エースのエジプト代表FWモハメド・サラー放出時の穴埋め要員として名を挙げている。
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南野は今季リバプールで勝負の2シーズン目を迎え、プレミアリーグ第14節クリスタル・パレス戦(7-0)で待望のプレミア初ゴールを記録したものの、それ以降はリーグ7試合でわずか6分間の出場にとどまり、アタッカー陣の序列で最下層にまで転落。そのなかで、今冬の移籍市場最終日にサウサンプトンへの期限付き移籍が決定した。
2月6日の第23節ニューカッスル戦(2-3)で先発して新天地デビューを果たすと、いきなり移籍後初ゴールを決める活躍。第24節ウォルバーハンプトン戦(1-2)でも2戦連続で先発を飾った。そんななか、スペイン1部の強豪セビージャが南野の獲得を画策していると同国メディアで報じられ、英国メディアも続々と取り上げている。
リバプール専門メディア「リバプール・コム」は、「タクミ・ミナミノはリバプールに証明する時期を迎えている」と見出しを打ち、リバプールが今季不振に陥っていることもあり、「今は間違いなく、サラーを獲得する絶好機だ」と孤軍奮闘で得点量産中のサラーの退団の可能性を指摘している。
サラー放出となるとリバプールにとっては大打撃となるが、リスクを背負った大型補強を即座に決断するよりも、ひとまずは安価で実現可能な代役を手中に収めることが最善策と指摘。記事では、代役候補にリーズ・ユナイテッドのFWスチュアート・ダラス、同FWハフィーニャの名を挙げつつも、南野のレンタルバックにも脚光を当てており、「今のところ、サイズが非常に小柄なため、最終的にサウサンプトンでどれだけ成功するのか判断が困難だが、この期限付き移籍で、失われた時間を埋め合わせ、プレミアレベルでの影響力を示すことで、来季に向けてリバプールでの地位の再確立を目指す」と主張した。
現地メディアも南野の帰還に期待を寄せた形だが、まずはサウサンプトンで明確な成績を残したいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)