「ヘタフェの成長とビジャレアルの低迷」 久保加入後の”恩恵”、激変データに現地注目

ヘタフェの日本代表MF久保建英【写真:Getty Images】
ヘタフェの日本代表MF久保建英【写真:Getty Images】

久保加入後のクラブ公式SNSフォロワー数に注目「目に見える"効果"」

 日本代表MF久保建英は先月に、半年間の期限付き移籍でビジャレアルからヘタフェへ加入した。ピッチ外では”加入効果”が表れているようで、スペインメディアは前所属チームと比較しながら、ヘタフェの人気上昇をもたらしている事実を伝えている。

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 久保は昨夏にレアル・マドリードからビジャレアルへ1年間の期限付き移籍を果たしたものの、思うように出場機会を得られなかったことから、ヘタフェへの再レンタルを決断。リーグ直近2試合(レアル・マドリード戦/0-2、レアル・ソシエダ戦/0-1)ではベンチスタートとなっているものの、加入後のリーグ戦全7試合に出場している。

 チームは攻撃力への課題を解消し切れずにいるが、ピッチ外では”加入効果”が顕著に表れているという。レアル専門メディア「ディフェンサ・セントラル」は「目に見える”久保効果”、日本でのヘタフェの成長と、元クラブのビジャレアルの全面的な低迷」と見出しを打ち、所属クラブのソーシャルネットワーク(SNS)フォロワー数に注目している。

 記事によると、久保のヘタフェ加入以降、サポーターが5パーセント増加。クラブの公式SNS(フェイスブック、ツイッター、インスタグラム、YouTube)フォロワー数も好転しており、「1月のウィンドウで移籍金125万ユーロ(約1億5000万円)を支払ったが、すでにその数字を黒字化している。マドリードのチームはここ数週間でリーガのネットワークで最も成長したチームとなっている」と、実際の効果を伝えた。

 一方、前所属のビジャレアルは久保退団の煽りを受ける形となり、フォロワー数が1.1パーセント減少。リーガで唯一、マイナスに転化したチームとなっている。ウナイ・エメリ監督の下では限定的な起用が続いた影響で、人気上昇率で「大きなインパクトを得られなかった」という。

 もっとも、久保加入の恩恵を最大限に受けたのはヘタフェでも、ビジャレアルでもなく、マジョルカだといい、記事では「マジョルカの試合はレアル・マドリード、バルセロナを抑えて日本で最も視聴されていた。中でも最も見られたゲームはマジョルカ対ビジャレアル戦だった」とも言及した。

 ピッチ内はもちろん、マーケティング面への貢献にも期待が寄せられている久保。日本のファンのみならず、クラブに関わる人々も、さらなる活躍を願っているに違いない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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