「怪物を思い出させる」 イタリアの名将がハーランドを絶賛「完全に驚かされた」
CL13試合で18得点のハーランドに名将カペッロが賛辞「信じがたいフィジカル能力」
かつてACミランやローマをタイトルに導き名将として知られるファビオ・カペッロ氏が、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で13試合18ゴールと大活躍しているドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドについて「怪物を思い出させる」と、かつての名ストライカーの名前を挙げた。
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ハーランドは現地時間17日に行われたCLラウンド16セビージャとの第1戦で、1-1の同点で迎えた前半27分、イングランド代表MFジェイドン・サンチョとのワンツーでペナルティーエリア内に侵入し、左足で勝ち越しゴールをゲット。勢いに乗ると同43分にもドイツ代表MFマルコ・ロイスのアシストから得点し、リードを広げた。
この2ゴールで、ハーランドはCLデビューから通算で13試合出場18ゴールと衝撃的な成績になった。イタリアで中継を担当した「スカイ・スポーツ」のコメンテーターを務めたカペッロ氏は、ハーランドについて当初の印象は懐疑的だったことを含めてコメントしている。
「あのリズムやアクションを起こす時のスピードは、怪物を思い出させる。そう(元ブラジル代表FW)ロナウドだ。ハーランドは信じがたいほどのフィジカル能力を持っている。当初は彼の力に対して疑念を持っていたが、完全に驚かされた」
ロナウドはかつてバルセロナやインテル、レアル・マドリードなどで活躍し、世界のトップストライカーとして一時代を築いた。一方で膝の負傷にも悩まされたが、ハーランドは現在のところそうした大きな負傷なくキャリアを積んでいる。
もしロナウドが膝を負傷しなければ……というのは、サッカーファンの間で長らく語られたテーマだったが、カペッロ氏はその幻影を今のハーランドに見ているのかもしれない。