久保は「悪影響を受けている」 ヘタフェでの“埋没”を現地指摘「先見性がない」
ボルダラス監督の采配に現地紙が疑問符「チーム構成がないことを証明」
ヘタフェの日本代表MF久保建英は、リーグ戦直近2試合でベンチスタートが続いている。スペインメディアは、攻撃面で不安を覗かせているチームの現状を踏まえ「クボは悪影響を受けている」と、指揮官の采配に疑問を呈している。
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久保はヘタフェ加入後、第18節エルチェ戦(3-1)で途中出場しデビューを果たすと、その後4試合連続でスタメン出場していたが、2月9日に行われた第1節順延分のレアル・マドリード戦(0-2)、続くレアル・ソシエダ戦(0-1)でも先発落ち。ここ2試合は守備面を重視したホセ・ボルダラス監督の意向により途中出場が続いている。
もっとも、ヘタフェは課題とされてきた攻撃面の改善に至ってない。ここまでの総得点(17)はリーグワーストで、連続無得点は449分に到達。ここ2試合は、久保とMFカルレス・アレニャをベンチに置いてまで結果を求めたにもかかわらずいずれも敗戦と、まったく奏功していない監督の采配にスペイン紙「Estadio Deportivo」は疑問を呈している。
「ホセ・ボルダラスが行なっている絶え間ない選手の変更は、以前のパターンとは違い、現在はプレーの継続性がないことを証明し、なおかつ明確なチーム構成がないことを証明している。創造性があり試合のリズムを変えることができるクボとアレニャは、先見性がないプレーをしているヘタフェの中で悪影響を受けている」
チーム戦術の煽りを受ける形で、直近のリーグ戦では限定的な起用が続いている久保。実戦機会を求めて移籍したヘタフェで期待されている能力が埋没しつつあるが、今後打開策を見出せるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)