浦和のルーキーCB藤原、プロ入り後の“現状”告白 「難しさに圧倒された」
大久保、藤原の両ルーキーがプロキャリアへの意気込みを語る
浦和レッズに今季加入したMF大久保智明とDF藤原優大の両ルーキーは、16日のトレーニング後に新加入に当たっての意気込みを話し、プロになるにあたっての思いと活躍を誓う言葉を残した。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
大久保は中央大学3年時の2019年夏に今季からの浦和入りが内定したと発表された。右サイドを主戦場にする左利きのアタッカーで、そのまま特別指定登録。そのシーズンに一度ルヴァン杯でベンチ入りも経験したが、昨季は長引く怪我により浦和には合流できず、今季からあらためて浦和でのプロキャリアをスタートする。
一方の藤原は青森山田高校から加入したセンターバック(CB)で、高校選手権ではキャプテンとして準優勝のチームで絶大な存在感を放った。1歳上のMF武田英寿とは青森山田中学からの盟友。スケールの大きなプレーが飛躍を期待させる存在だ。
両者は今季の新加入会見に出席できなかったため、あらためて意気込みを話す場が設けられた。大久保は「1年間をかけて、今シーズンの始動にトップコンディションで入れるようにと切り替えて準備してきた。去年や一昨年には練習生のような雰囲気があったけど、やっと一員になれたと思う」と話す。一方の藤原は「目標としていたプロサッカー選手を浦和レッズでスタートできるのが幸せ」と、その思いを口にした。
すでに沖縄県でのトレーニングキャンプ中には戦力として組み込まれ、大久保は主に右サイドのアタッカー、藤原はCBの一員としてトレーニングを積んだ。大久保は前評判通りの鋭いドリブルからの推進力を披露。一方で、リカルド・ロドリゲス監督の推し進めるポゼッションを大事にしつつ、ポジショナルプレーと呼ばれる相手と自分たちとボールの位置によって最適な立ち位置を取っていく戦術には、まだ戸惑いがあると話した。
「課題はビルドアップのところでシンプルにプレーすること。受けるタイミングや抜けるタイミングをベースにしっかりできるようになることが監督の求めることだと思う。あとは攻撃の選手なので結果が価値になる。得点やアシストをもっと磨いてこだわることが今の課題だと思う」