“華麗ヒール”アシストの鎌田大地 ブンデス公式「今節ベストイレブン」に選出
ケルン戦で先制点を演出、フランクフルトの10戦無敗に貢献
フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は、現地時間14日に行われたブンデスリーガ第21節ケルン戦で、ポルトガル代表FWアンドレ・シウバの先制ゴールをアシストし、2-0の勝利に貢献した。これで10戦無敗(8勝2分)と絶好調のチームで鎌田も輝きを放っているが、ブンデスリーガ公式サイトが発表した今節ベストイレブンにも選出されている。
鎌田は今季のブンデスリーガで前節まで2得点6アシストをマーク。ドイツメディアから好不調の波をたびたび指摘され、昨年12月には一時スタメンを外れる時期もあったが、年明けから再びパフォーマンスを高めている。特に第20節ホッフェンハイム戦(3-1)で3点目の起点になった高精度の50mロングパスは、ドイツ紙「ビルト」も「天才的なパス」と称賛。そして今節ケルン戦のスタメンにも名を連ねると、0-0で迎えた後半12分に魅せた。
波状攻撃を仕掛けるなか、ペナルティーエリア手前からフランクフルトDFエリック・ドゥルムが左足シュート。グラウンダーの一撃はエリア内にいた鎌田の足を経由してシウバに渡り、エースが冷静なチップキックで先制ゴールを流し込んだ。
鎌田のアシストについては偶然と見る向きもあったが、ドイツメディア「FUSSBALL.NEWS」によればフランクフルトのスポーツディレクターを務めるフレディ・ボビッチ氏は、「よく見ると、カマダがヒールでボールを上手くパスしていることが分かる。卓越したアシストだった」と称賛したという。
そしてブンデス公式サイトが発表した、「ファンタジーマネージャー」によるポイントで選出する「第21節ベストイレブン」にも、鎌田は選出された。フランクフルトからはシウバと、DFエヴァン・ヌディカの3人が選ばれており、10戦無敗のチームを牽引する1人として評価されているようだ。
ブンデス公式が発表した「第21節ベストイレブン」は以下のとおり。
GK
ヤン・ゾマー(ボルシアMG)
DF
アルフォンソ・デイビス(バイエルン・ミュンヘン)
ダビド・アラバ(バイエルン・ミュンヘン)
ジョン・アンソニー・ブルックス(ヴォルフスブルク)
エヴァン・ヌディカ(フランクフルト)
ケヴィン・ムバブ(ヴォルフスブルク)
MF
レロイ・サネ(バイエルン・ミュンヘン)
ダニ・オルモ(RBライプツィヒ)
鎌田大地(フランクフルト)
クリストファー・エンクンク(RBライプツィヒ)
FW
アンドレ・シウバ(フランクフルト)