ニューカッスルは「冨安を見逃した」 ”獲得逸の代償”を英記者指摘「競争から脱落」
複数の伊クラブからの関心が伝えられる冨安に言及「チャンスは魅力的に映る」
ボローニャの日本代表DF冨安健洋は、セリエAの複数クラブからの関心が伝えられている。成長著しい日本の若きディフェンダーには昨年、プレミアリーグのクラブからも熱視線が注がれていたが、英記者は評価を高めつつある現状を踏まえ、「ニューカッスルは冨安に関するトリックを見逃してしまったのかもしれない」と指摘している。
冨安は昨年にベルギー1部シント=トロイデンからボローニャへ移籍。1年目で主力へ定着すると、今季もここまでリーグ戦全22試合にフル出場して2ゴールを奪っており、本職のセンターバック(CB)のみならず、サイドバック(SB)でも安定感を見せていることから、右肩上がりに評価を上げている。
そんななか、ボローニャのワルテル・サバティーニTD(テクニカルディレクター)はイタリアのテレビチャンネル「Teleroma 56」で冨安に言及し、「多くのクラブがサムライを望んでいる」と明言。冨安を含めたボローニャの3~4選手が国内のトップクラブから関心を示されているとも説明し、来季への動向が話題となった。
こうした状況を受け、英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」などに寄稿する英ジャーナリストのリー・クラーク氏が同国メディア「Geordie Boot Boys」において、「ニューカッスルは冨安に関するトリックを見逃してしまったのかもしれない」と指摘。同クラブは昨夏、冨安への関心を示しながらも獲得を見送った経緯があり、この時に”賭け”に出なかったことで不利益を及ぼした可能性があると見ているようだ。
「もしイタリアの大物クラブたちが冨安のサインを求めて競争を始めたら、ニューカッスルはすぐに競争から脱落することになるかもしれない。彼はセリエAで実績のある選手であり、ビッグクラブの一員になるチャンスは魅力的に映るだろう」
クラーク氏は、CBとSBをそつなくこなしている今シーズンの冨安について、「多才さを見せつけた」と評価。記事では、評価額(2200万ポンド/約32億円)を満たせば移籍の可能性があるとしている一方、「ニューカッスルにとっては一戦一戦が大事だ」と、冨安の獲得においては極めて厳しい立場にあることを強調していた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)