リバプール、クロップ監督が“退任の噂”に言及 「私はエネルギーに満ちあふれている」
「辞任をするか、休暇をとるか」との報道の両方を否定
リバプールは現地時間13日に行われたプレミアリーグ第24節レスター・シティ戦を1-3で落とし、ユルゲン・クロップ監督の体制となってから、初となる3連敗を喫した。敗戦後、クロップ監督が辞任する、休暇を取るといった報道があったが、本人はいずれも否定している。英紙「メトロ」が報じた。
2018-19シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制し、昨シーズンは悲願のプレミア初優勝に輝いたリバプールだが、今季は不振に陥っている。守備の要であるオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクら主力の負傷などもあって苦戦を強いられ、レスター戦の黒星でリーグ戦3連敗となった。
クロップ監督の母が亡くなったことも重なり、クラブを辞めることを考えているのではないかという噂が浮上したが、本人はきっぱりと否定。クラブの報道官から「あなたがクラブを辞めるか、休暇を取るのではないか」という噂があることを聞かされると、「どちらもないね」と否定した。
「私は休みを必要としていないよ。記者会見で、プライベートな話はしたくないんだ。でも、誰もが私たちがプライベートで、とてもタフな時間を迎えたことを知っている。でも、それは今に始まったことではなく、3週間前とかの話だ。もう時間が経っている。そして、私たちは家族で100%、乗り越えた。私はサッカークラブで仕事をしていて53歳だ。30年間、サッカーの世界で働いていて、20年間は指導者をやっている。物事を分けて考えられる。一つのスイッチをオフにして取り組めるよ」
さらにクロップ監督は、「正直なところ、私が元気に見えないのかもしれないが、それは天気が良くないせいであり、もともと色白で、ヒゲもどんどん灰色になっていることが重なっているのかもしれない。しっかりと眠ることができていないことは確かだし、それによって目が疲れているように見えるかもしれない。でも、問題ない。私はエネルギーに満ちているよ。こういう状況に陥りたくなかったが、チャレンジだと思っている。興味深いチャレンジだ」と、冗談を交えながら、リバプールで戦い続ける意思を明確にした。
24節を終えて、順位を6位(11勝7分6敗)に落としたリバプール。クロップ監督の前向きな姿勢は、クラブに再び勢いをもたらすだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)