「全盛期を彷彿」 ベイル、マンC守備陣を粉砕する“10秒間の超絶突破”に英注目
トッテナムはシティに0-3大敗、途中出場のベイルが華麗なステップワークから決定機
トッテナムは現地時間13日、プレミアリーグ第24節でマンチェスター・シティと対戦し0-3で敗れた。首位相手に完敗となったが、途中出場のウェールズ代表FWギャレス・ベイルがシティの守備陣3人を打破するドリブルシュートを披露し、英メディアは「目覚ましいスキルでベイルがシティ3選手を置き去りに」と取り上げている。
トッテナムは首位を走るシティをホームに迎え撃ったが、前半23分にPKを献上して先制点を奪われると、後半5分、21分にドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンにネットを揺らされ、ビッグ6対決はワンサイドゲームに終わった。しかし、同27分にピッチに立ったベイルは全盛期を彷彿させる切れ味鋭いプレーを披露する。
0-3で迎えた後半35分、ペナルティーエリア手前で自らのシュートのこぼれ球を拾ったベイルは、相手MFベルナルド・シウバのスライディングタックルをかわすと、華麗なステップワークで相手DFアイメリク・ラポルテ、DFジョン・ストーンズを次々と抜き去り、左足の強烈なシュートを打ち込んだが、相手GKエデルソンの好セーブに阻まれた。
得点には直結しなかったものの、英メディア「プラネット・フットボール」は「目覚ましいスキルでベイルがシティ3選手を置き去りに」と見出しを打ち、「ベンチスタートのベイルだが、全盛期の能力を彷彿させることができた」と指摘。また、英紙「フットボール・ロンドン」も「古き良きベイルがそこにいた瞬間」と大々的に取り上げている。
記事では「たった10秒間だが、古き良きベイルはまだそこにいて、終盤戦に影響を与えることができると証明した」と主張している。昨夏に古巣トッテナムへと期限付き移籍したものの、戦力として貢献しているとは言えない状況となっている。チームは現在停滞しているが、シティ守備陣相手に見せたベイルの閃光が、リーグ終盤戦の戦いで鍵を握るかもしれない。