ベンチで内紛騒動も

　試合途中にトップ下にシフトしたMFジャコモ・ボナベントゥーラには「5.5点」が与えられ「トップ下とインサイドハーフの間で彼のやりたいプレーはしていた。相手を簡単に抜き去っていくが、最終的に打撃を与えたわけではない」と指摘。プレー内容そのものは悪くないとされながらも攻撃の最終局面で結果を出し切れなかったと指摘されている。

　他でも、FWマリオ・バロテッリは「5.5点」で「前節よりも良くなかった」とされ、途中出場のFWジェレミー・メネズも同じく「5.5点」と「何の痕跡もない」という酷評を受けている。

　次節のベローナ戦ではMFユライ・クツカが出場停止から復帰する一方で、バロテッリが累積警告により出場停止になる。果たして、ルイス・アドリアーノ、アンドレア・ベルトラッチの故障組は復帰できるのか。プレー内容が上がってこないメネズやボアテングをFWバッカのパートナーに指名するのか、4-3-3システムにシフトするのか。

　クリスティアン・ブロッキ監督の判断にも注目が集まるが、次節25日の敵地ベローナ戦で、2試合連続でベンチを温め続けた本田に出番が回ってくるかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images