浦和FW杉本、“規律違反”発表後の初試合で躍動 J2相模原に1ゴール2アシスト
柏木陽介とキャンプ中に無断外食し厳重注意、相模原との2本目に出場して結果残す
浦和レッズのFW杉本健勇は、13日に行われたJ2のSC相模原とのトレーニングマッチの2本目に出場し、1ゴール2アシストを記録。規律違反によって厳重注意を受けたなか、信頼回復に向けて第一歩を踏み出した。
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浦和と相模原は埼玉スタジアムで45分ハーフの1本目を行い、浦和が2-0で勝利。そして、敷地内の第2グラウンドで45分プラス30分の形式で2本目の試合が行われた。杉本は1トップの位置でスタメン出場すると、前半13分に大分トリニータから新加入のMF田中達也のゴールをアシスト。同31分には田中が倒されて得たPKを、杉本がゴール右へ冷静に決めた。
後半18分にはカウンターの局面で杉本が長いドリブルでボールを運び、MF関根貴大へのラストパスで追加点をアシスト。3-0の勝利の3ゴールすべてに杉本が絡む形になった。
今季、リカルド・ロドリゲス監督が就任した浦和はFW興梠慎三が昨季最終戦での負傷で手術を行ったことで出遅れ、FWレオナルドは中国移籍の渦中にある。そうしたなかで杉本は攻撃の中心として期待されたが、沖縄県でのキャンプ中にMF柏木陽介とともに無断で外食したことが明らかになり、厳重注意と罰金になっていた。
一時はトレーニングから外されたものの、謝罪とともに10日から復帰。ロドリゲス監督は試合前日、杉本について「本人とはすでに話したが、今回の件で失望したことは伝えた。また今回、復帰するにあたってチームメートや監督、スタッフに借りがあると話した。今後、ピッチ内の振る舞いで態度を証明し、信頼を勝ち取るのが大事だ。このようなことが繰り返されれば、受け入れられなくなると伝えた。今後は浦和のためにしっかりやってほしい」と話していた。
信頼回復への道は途上となるが、杉本にとって一連の騒動後の初の対外試合で結果を残したことで、まずは第一歩を踏み出したと言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)