浦和、ロドリゲス新体制で“埼スタ初勝利” J2相模原に2-0、布陣は4-2-3-1を採用
トレーニングマッチ1本目に勝利、ルーキーの伊藤と汰木がゴール
浦和レッズは13日に今季からJ2昇格のSC相模原と埼玉スタジアムでトレーニングマッチを行い、45分ハーフで行われた1本目を2-0で勝利。リカルド・ロドリゲス新監督にとっての“埼スタ初勝利”となった。
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浦和は1月18日に始動し、約2週間の沖縄キャンプを経て調整している。前日にロドリゲス監督が「私にとって埼玉スタジアムで指揮する最初の試合。スペクタクルをお届けできれば」と話していたゲームは、4-2-3-1の基本システムからマイボール時にはダブルボランチの一角が最終ラインを出入りしつつ前進していくプレーを見せた。
序盤からの攻撃にはスムーズさを欠いたが、徐々にシュートまで持ち込む場面を作ると前半40分、2年目のホープとして期待のMF武田英寿のコーナーキックに、今季キャプテンに復帰したMF阿部勇樹がニアサイドに飛び込んでヘディングでつなぐと、FW武藤雄樹の折り返しをルーキーのMF伊藤敦樹が蹴り込んで先制した。伊藤は浦和ユース出身で流通経済大を経て浦和に戻ってきた期待のボランチだが、対外試合での初ゴールになった。
さらに同45分には、栃木SCから加入のMF明本考浩が右サイドを縦に突破すると、マイナスの折り返しをMF汰木康也が蹴り込んで追加点を奪い、2-0として前半を終えた。
後半に入ると、前日に指揮官が「明日は選手たちが少し疲れている状況で試合をする」と話していたとおり、サポートの動きなどが遅れ始め、前半よりもフィニッシュに持ち込む回数は少なくなった。それでも、相手ボール時に4-4-2で組む守備ブロックは破綻せず、流れの中から決定機を作られる場面はなかった。
このまま1本目の45分ハーフは2-0で終わり、ロドリゲス新監督にとっては埼スタでの試合で初勝利となった。2本目は第2グラウンドで45分+30分の形式で行われる予定になっている。
指揮官は前日に「現時点で、90分をまだ戦える状態ではない選手がいるのも事実」と話し、2本目も合わせてヴィッセル神戸から新加入のDF西大伍、FC琉球から加入のMF小泉佳穂、昨季に主力級のプレーを見せたMF柴戸海、FW興梠慎三らのメンバーが欠場したが、2週間後のリーグ開幕戦に向けて戦術的な落とし込みとメンバー選考は着々と進んでいる模様だ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)