アザールは「カカやベイルより悪い」 レアルの“127億円FW”、稼働率の低さを現地指摘
度重なる怪我に悩まされるアザール、2019年夏の加入以来10回負傷
レアル・マドリードのベルギー代表FWエデン・アザールは、スペイン移籍後に度重なる負傷に悩まされている。同じようにレアルで負傷に苦しんだウェールズ代表FWギャレス・ベイル(トッテナム)や元ブラジル代表MFカカよりも状況はさらに悪いと、スペイン紙「AS」が特集している。
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2019年夏にチェルシーからレアルに加入したアザール。移籍金1億ユーロ(約127億円)は期待の大きさを如実に示していたが、加入以来すでに10度の負傷を繰り返しており、プレーよりもリハビリに多くの時間を費やすことになっている。
「AS」紙は「エデン・アザール、レアル・マドリードではベイルやカカよりも悪い」との見出しで報じ、いずれもレアルでは怪我で苦しんだ3人の状況を比較している。
それによればアザールは、加入後の81試合で出場したのがわずか35試合、プレー時間は7350分のうち29.6%の2176分にとどまっているという。先日、左足の負傷でさらに1カ月間の離脱となったばかりで、この割合はさらに低くなりそうだ。
2009年から13年まで在籍したカカも度重なる怪我に苦しんだ選手で、226試合中120試合の出場、プレー時間は全体の約33.7 %(20430分中の6888分)だった。
ベイルは36300分(401試合)のうち、49.4%(17926分/251試合)でプレー。加入から最初の2年は問題が少なかったが、徐々に負傷が増え、パフォーマンスも低下した。それでも13年から20年までの7シーズンで計16個のタイトルを獲得するなど、トータルでの貢献度はアザールやカカを大きく上回っていると言えるだろう。
アザールには今後さらにプレー機会を得るチャンスがあるとはいえ、ここまでは加入1年半でわずか4ゴール7アシストと物足りない成績となっている。1月に30歳を迎えたベルギーの至宝は、1億ユーロの価値を証明することができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)