モウリーニョ監督がベイルに苦言 SNSの投稿内容と現実に「矛盾があった」
FA杯エバートン戦も欠場したベイル、指揮官はコンディション不良と説明したが…
トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督がウェールズ代表FWギャレス・ベイルのSNS投稿に、「現実と矛盾があった」と苦言を呈している。コンディションが整わず、ピッチに立つことすらままならない状況のベイルと指揮官の間で摩擦が起きているようだ。英衛星放送「スカイ・スポーツ」など英メディアが一斉に報じている。
トッテナムは現地時間10日にFAカップ5回戦でエバートンと対戦し、延長戦の末に4-5と敗れた。この試合をベイルは欠場。モウリーニョ監督はベイルのコンディションが万全でなかったと明かしていた。
その一方で同日、ベイルは自身のインスタグラムで「Good session today(今日はいいセッションだった)」と投稿していた。しかし、これに対してモウリーニョ監督は誤解を与える表現だとして苦言を呈した。
「彼の投稿が対処の必要性を生み出したことを認めざるを得ない。あの投稿と現実の間に矛盾があった。シーズンが始まってから、私はあらゆることを内密にしようとしてきたが、この状況には対処する必要があると感じた。あの投稿は彼の責任ではないのかもしれないが、あれはトレーニングが『素晴らしかった』『準備ができている』ということを示していた。しかし、それは完全に間違っていた。だから質問された時には現実を伝えなければならなかった」
次節マンチェスター・シティ戦に向けた会見でこのように語ったモウリーニョ監督。「彼は試合に出る準備はできていなかったということだ。それだけ単純なこと」と、ベイルのSNS投稿に矛盾があったことを繰り返し強調した。
昨夏にレアル・マドリードから期限付き移籍で加入したベイルだが、今季は公式戦15試合の出場にとどまっている。レアル時代も度重なる負傷で欠場を繰り返してきたが、トッテナムでもトップフォームを取り戻すのに苦戦を強いられている。ピッチ上で指揮官の信頼を取り戻すことはできるだろうか。