独紙が3ゴール演出の香川をMOMに選出 「積極的で非常に効率的」とデータでも質の高さを証明

ドルトムントのDFBポカール決勝進出に貢献 パス成功率も82%を記録

 日本代表MF香川真司は、20日に行われたヘルタ・べルリンとのDFBポカール準決勝に先発フル出場。1アシストを含むチームの全3得点に絡む活躍を見せ、独メディアからマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出された。昨年末に一時レギュラーから外れ、2016年に入ってからは3月13日のマインツ戦(2-0)でネットを揺らすまで得点に絡めない状況が続いたが、ここにきて一気に復調ぶりをアピールしている。

 ドルトムントは3-2-4-1という変則的なシステムでヘルタとの一戦に臨み、香川は「4」の右インサイドハーフとしてプレーした。前半20分、MFヘンリク・ムヒタリアンのスルーパスを受けた香川が右サイドからクロスを送ると、こぼれ球をMFゴンサロ・カストロが蹴り込んで先制。さらに後半30分には、再び右サイドからのグラウンダーのクロスでMFマルコ・ロイスのゴールをお膳立て。同38分にも中央の香川から左サイドのロイスへとつなぎ、最後はムヒタリアンが3点目のゴールを奪い、ドルトムントが完勝した。

 独地元紙「キッカー」は、この試合のMOMに香川を選出。「香川は積極的で非常に効率的だった」との見出しで香川の活躍を分析した。採点ではともに得点を決めたロイス、カストロと並ぶチームトップタイの2点が与えられた。

 寸評では「非常に積極的な振る舞いで、同僚たちと比べてミスも少なかった。BVBの3点全てに関与した」と、プレーの正確性を称えられている。香川はこの試合で1アシストのほか、ボールタッチ数51回、パスは39本中32本成功で、成功率82%を記録。MOMに相応しい質の高いパフォーマンスを披露した。

 

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