「チームの閃きを担う存在」 鎌田の復調を独メディアが評価「輝きを増している」
9戦無敗のフランクフルト、鎌田も好調の一因と現地メディア指摘
フランクフルトの日本代表MF鎌田大地について、ドイツメディアからは同選手のパフォーマンスが復調しつつあるとの評価が相次いでいる。
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リーグ戦では開幕から4試合で1ゴール3アシストをマークするなど、シーズン序盤ではFWアンドレ・シウバやFWバス・ドスト(現クラブ・ブルージュ)とともにフランクフルトの攻撃を牽引していた鎌田だったが、好不調の波が激しく、昨年12月頃には鎌田同様にトップ下でのプレーを得意とするMFアミン・ユネスやMFアイメン・バルコクに押し出されるような形で控えに回る試合もたびたびあった。
しかし、鎌田は1月に行われたリーグ戦6試合で3アシスト、さらに前節ホッフェンハイム戦でも約50メートルのロングパスを成功させてチームの3点目を演出していて、フランクフルトの地元紙「フランクフルター・ルントシャウ」も、「フィリグリー(銀線細工)のように繊細で、いつも普通の天才とだらしない天才との間を行ったり来たりしている鎌田だが、最近はまたチームの閃きを担う存在になっている。先週日曜日のホッフェンハイム戦でこの24歳が見せたロングパスは、目の保養になった」と鎌田が昨年秋頃の輝きを取り戻したと分析している。
また、ブンデスリーガ公式サイトは、フランクフルトに関する特集記事を掲載し、その中で鎌田についても、「ポジション争いをしっかりと受け入れ、その巧みなドリブルと個人技を駆使しながら試合ごとに輝きを増している」と言及し、同選手のパフォーマンスの改善を評価している。
フランクフルトはここ9試合負けなし(7勝2分)、順位も4位と来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得圏内につけている。世界最高峰の舞台への切符を勝ち取るためにも、鎌田にはこのまま好調を維持し、攻撃の牽引役としての役割を担い続けることが求められてくるだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)