チェルシー新監督、ハーランドら補強の噂話に見解 「関心が集まるのは理解できるが…」
トゥヘル監督流の“選手へのリスペクト”を説明
チェルシーは夏の移籍市場で、ノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド(ドルトムント)とフランス代表DFダヨ・ウパメカノ(RBライプツィヒ)の獲得が噂されている。解任されたフランク・ランパード監督の後を受け継いだトーマス・トゥヘル新監督は、補強の噂に対して自身のスタンスを説明している。英メディア「フットボール・ロンドン」が報じた。
世界中から有力選手を集めてきたチェルシーは、夏の移籍市場でも積極的に動くと見られており、指揮官が新戦力を迎える意思があるかどうかは、注目を集める。だが、トゥヘル監督はそうした話には付き合わない考えのようだ。
FAカップ5回戦の試合に向けた会見の中で、ハーランドとウパメカノの補強について問われたドイツ人監督は、「その質問に関心が集まることは理解できる。ファンも、サポーターも、こうした話題をしたがるからね」と前置きし、「私も常にファンだし、何が起きているかに関心を持っている。でも、今は2月であり、(夏の移籍市場が開くまでは)まだまだ長い道のりがある」と牽制した。
「私のことを知っていけば、他のクラブと契約を結んでいる選手について公の場で話をしない人間だということも分かってもらえるだろう。それが、私が示す彼らに対してのリスペクトであり、同時に私たちの選手へのリスペクトでもある。センターバックやストライカーについて話をする時、まずは自分のチームにいる選手たちの限界を引き出したい。それ以外のことは、ドアの向こうで決める。申し訳ないけれどね」
最近ではトゥヘル監督を解任したパリ・サンジェルマン(PSG)の選手らが、バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの移籍についてコメントし、批判を浴びた。これらのコメントは大きな注目を集めるが、トゥヘル監督がPSGにいれば、そうした発言も出なかったのかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)