浦和LのなでしこJコンビが語った“プロ化”への変化
DF南萌華とMF塩越柚歩が取材対応、プロ化で生活リズムが変わることを明かす
浦和レッズレディースは11日に公開練習を行い、なでしこジャパン(日本女子代表)にも選出されるDF南萌華とMF塩越柚歩が、トレーニング後に今秋開幕の「WEリーグ」で、女子サッカーのトップリーグがプロ化されることへの意気込みを語った。
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昨季まで、なでしこリーグとして日本女子サッカー国内リーグの最高峰が争われていたが、今年の秋にWEリーグとしてプロ化することが決定した。昨季のなでしこリーグを制した浦和はWEリーグ参戦を表明しており、初年度の女王を狙う。
先月、今月となでしこジャパン選出歴を持つような各クラブの主力選手に、多くの移籍が発表された。特に元なでしこジャパン監督の佐々木則夫氏が総監督を務め、昨季2部のFC十文字VENTUSを母体にした大宮アルディージャVENTUSは、DF鮫島彩やMF阪口夢穂、MF仲田歩夢の獲得で話題を呼んだ。一方で、浦和は主力がほぼ残留して新加入もユースから昇格した選手のみだった。
南は「WEリーグのスタートにあたって、移籍はあると思っていたけど、思っていた以上に動いたと思う。そのチームにとって準備期間があるのでプラスだとは思うけど、私たちはあまり変わらなかったので、より戦術を落とし込んで精度を上げることができれば。より厚みのある攻撃をすることなどを目指してやっていけば良い」と、周囲のチームとの違いとメリットを話している。
選手たちにとって最も大きな違いは、プロ選手になるということ。「私の場合は8時30分から15時まで仕事をして、17時から練習というサイクルの約5年間だった」と話す塩越は、プロ化にあたっての思いをこう話す。
「一番の違いは昼間は仕事、夜はサッカーというサイクルから、仕事がなくなる。その分、自分自身にかける時間が長くなり、責任感が強くなる。成長できる時間が長くなったことはプラスだし、まだプロ生活が始まって間もないので、分からないこともあるし、やれることを探していきたい。
小学校1年の時にサッカーを始めて、ずっと夢だったプロサッカー選手になることができた。子供たちにとってのプロサッカー選手はとても大きく、憧れの存在だと思うので、自分もそうなって目指してもらえるようになりたい」