「今年最もスペクタクル?」 ブラジル人FW、元英代表DF「破壊」の美技に称賛の嵐
好調リーズのFWラフィーニャ、クリスタル・パレス戦で圧巻の美技を披露
今季の昇格組ながらプレミアリーグで中位に位置するリーズは、現地時間8日のリーグ第23節でクリスタル・パレスと対戦し、2-0と勝利した。これで10勝2分10敗の暫定10位に順位を上げたなか、ブラジル人FWラフィーニャが試合中に見せた美技に海外メディアも「今年最もスペクタクル?」「とんでもないスキルで破壊」などと称えている。
マルセロ・ビエルサ監督が率いるリーズは、ホームにクリスタル・パレスを迎え、前半3分と後半7分にゴールを奪い2-0と勝利を収めた。今季17年ぶりにプレミアの舞台を戦うなか、この日の勝利で今季10勝目と健闘が光っている。そんなチームの主力の1人が、ここまでリーグ戦17試合に出場して4ゴールのラフィーニャだ。昨季はフランスのレンヌでプレーし、昨年10月にリーズへ完全移籍した24歳アタッカーだが、クリスタル・パレス戦では観る者を驚かせる美技を披露した。
前半37分、リーズはビルドアップから敵陣右サイドでDFルーク・アイリングが前を向く。そしてラフィーニャが、ペナルティーエリア脇の右サイドのスペースに飛び出してパスを受けた。後方にはピタリと、元イングランド代表DFギャリー・ケーヒルがマーク。するとラフィーニャはケーヒルに背を向けた状態で、右回転しながら左足裏→右足バックヒールとタッチし、相手の股下を見事に抜いた。そのままペナルティーエリア内に侵入しようとしたが、ケーヒルがたまらずに手で止めてイエローカードを受けている。
元イングランド代表DFを完全に手玉に取った美技の映像を、リーズ公式ツイッターが「仕事中の芸術家!」と綴り投稿。多くの海外メディアがこのシーンに反応しており、米スポーツ専門局「ESPN」のスポーツ情報番組「スポーツセンター」公式ツイッターが「今年最もスペクタクルな股抜き?」と伝えれば、英メディア「Sporting Life Football」公式ツイッターも「ラフィーニャのバックヒール股抜きは、ギャリー・ケーヒルに転職を余儀なくさせた」とラグビーボールの絵文字とともに投稿し、手を使って止めざるを得ないほど鮮やかに抜かれたことを揶揄している。
また英メディア「GIVE ME SPORT」も、「ラフィーニャがとんでもないスキルでギャリー・ケーヒルを破壊」と見出しを打ち、「魂を吸い取った」と表現するほどの素晴らしいスキルだったと称賛している。リーグ後半戦でラフィーニャがどんなプレーを見せてくれるのか、今後さらに注目を集めそうだ。