ヘタフェ久保建英、勝負の“3枚替え”で途中出場も沈黙 保有元レアルに0-2敗戦で2連敗
5試合ぶりにベンチスタート、勝負の時間帯に投入されるも力を発揮できず
日本代表MF久保建英が所属するヘタフェは現地時間9日、リーガ・エスパニョーラ第1節順延分で強豪レアル・マドリードと対戦し、0-2で敗れた。保有元レアルとの対戦になった久保だが、5試合ぶりのベンチスタートとなり、後半10分から出場。右サイドハーフに入ったものの、その後にレアルに2点を奪われ守勢に回った展開のなかで持ち味を発揮しきれなかった。
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今季開幕前にレアルからビジャレアルへ期限付き移籍した久保だったが、ウナイ・エメリ監督の下で思うように出場機会を得られず、1月8日にレンタル打ち切りが決定。同時にヘタフェへの“再レンタル”が発表された。11日の第18節エルチェ戦(3-1)で途中出場から新天地デビューを果たすと、その後は4試合連続でスタメン出場。だが直近3試合で1分2敗、特に前節セビージャ戦(0-3)で完敗を喫し、今節がレアルとのアウェーゲームということもあり、ホセ・ボルダラス監督は今冬に獲得した久保とMFカルレス・アレニャをスタメンから外した。
試合は前半、3-4-3のレアルに対し、守備的な陣容で臨んだヘタフェが0-0で折り返すことに成功。ハーフタイムに大雨が降るなかで、ヘタフェは後半9分に勝負に出る。ベンチスタートとなっていた久保、アレニャ、FWハイメ・マタの3人を同時投入。久保は右サイドに入り、攻撃面での関与が期待された。
だがチーム全体が攻撃の意識を高めるなかで、レアルに先制点を奪われてしまう。後半15分、FWヴィニシウス・ジュニオールのクロスからFWカリム・ベンゼマにヘディングシュートを許し、ヘタフェは1点を追う展開になった。さらに同21分にはDFマルセロのクロスから、オーバーラップしたDFフェルランド・メンディに合わせられ、一気に0-2とされた。
試合の流れはその後も変わらず。久保は味方とのパスが合わない場面やボールが足につかないシーンもあり、持ち味を発揮できず、終盤には左サイドに回っていた。
試合はそのまま0-2で終了。後半勝負に出たヘタフェだったが、昨季王者レアルの前に力の差を見せつけられて2連敗、4戦連続未勝利となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)