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3得点演出の香川に激辛ドイツ紙がついに“降参” 「いいアプローチ」「ミスなし」と高評価ゲット
バイエルンとの決勝で4年ぶりの戴冠狙う
寸評では「日本人はイルカイ・ギュンドアンより先んじて先発することになった。理由はトゥヘルがドイツ代表を終盤の過密日程に温存したがったことだ」と分析。来季マンチェスター・シティ移籍で合意とレポートされている香川の親友が大一番で温存されたとの見解を示す一方で、「カガワは素晴らしいアプローチを見せた。ミスはほとんどなかった。1点目を演出後、2点目につなげるプレーを見せた。いい試合だった」と絶賛されている。
一方、「WAZ」紙では平均点と言える3点。寸評も「彼は滅多に姿を見せなかったが、2点に関与した。1-0の場面では香川からのパスが防がれたところをゴンサロ・カストロが得点した。2-0の場面は、マルコ・ロイスの足元へボールを送った」と、得点に絡んだシーンを評価されたが、一方、ゴール以外の貢献はそれほど多くなかったと分析された。
チームトップは、ダメ押しゴールを決めたムヒタリアンで1.5点。ロイスが2点で続いた。フンメルス、カストロ、シュメルツァーは2.5点で3位タイ。香川らその他の6選手が3点だった。
EL準々決勝でドルトムント前監督の恩師ユルゲン・クロップ率いるリバプールに衝撃的な大逆転負けを喫して敗退。クラブにとって今季タイトルの可能性を残すのは、リーグ戦とこのDFBポカールのみとなっていた。リーグ戦は残り4試合の時点で首位バイエルン・ミュンヘンに勝ち点差7をつけられているため、現実はかなり厳しい。
決勝ではそのバイエルンと対戦する。香川が加入2年目だった2011-12シーズンには宿敵を倒してポカール優勝を果たしている。4シーズンぶりのタイトル獲得に向けて、最高の舞台が整った。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images