痛恨ドローのユナイテッド、元“闘将”がGKデ・ヘアを断罪「度胸を見せなかった」
拙いディフェンスを露呈、クラブOBキーン氏が酷評「ゴールを挙げられるのに…」
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間6日、プレミアリーグ第23節でエバートンと戦い3-3と引き分けた。プレミアのトロフィー奪還に向けて、勝ち点3を手にしたかったユナイテッド。クラブOBの元アイルランド代表の“闘将”ロイ・キーン氏は、守護神のスペイン代表GKダビド・デ・ヘアを「やる気にかけている」などと批判している。英紙「デイリー・ミラー」が伝えた。
試合は前半24分、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニのゴールでユナイテッドが先制。さらにハーフタイム突入間際にも、イングランド代表MFアーロン・ワン=ビサカから横パスを受けたポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスの見事なゴールで追加点を手にした。
ところが、ユナイテッドは2点のリードを奪いながらも後半序盤に同点に追いつかれ、同25分にスコットランド代表MFスコット・マクトミネイのゴールで再び勝ち越すも、アディショナルタイムに失点してドローフィニッシュ。1試合消化の少ない首位マンチェスター・シティとの勝ち点差は5に広がってしまった。
キーン氏は英衛星放送「スカイ・スポーツ」で、「彼らはゴールを挙げられるのに、ディフェンス、特にゴールキーパーが障害になっている。私は彼の大ファンではない。2点を先行したら、キーパーに求めるのは度胸だが、彼(デ・ヘア)はあの同点ゴールの時にそれを見せなかった。良い兆候ではない」とコメント。過去にもデ・ヘアのパフォーマンスを痛烈に批判したことのある同氏は、今回も守護神のパフォーマンスに納得いかない様子だった。
また、チームとしてのメンタリティの欠如も指摘。「監督の話を聞いても、ここ数試合のパフォーマンス、昨晩のデ・ヘアを見ても……、おそらく彼らは、シティにチャレンジできると自分たちを信じていない。自分で信じられなければ、実現しない可能性が高くなる」と話し、2012-13年シーズン以来となるプレミア制覇が厳しい状況にあるとの見解を示した。
(FOOTBALL ZONE編集部)