「天才的パス」で得点演出、鎌田を独紙絶賛 「フランクフルトのシャツを着たエジル」
高精度“50mパス”でカウンター発動「あれだけ繊細で素晴らしいパスを…」
日本代表MF鎌田大地は、現地時間7日に行われたブンデスリーガ第20節ホッフェンハイム戦(3-1)で3点目の起点となったが、局面を一気に変えた高精度な“50mパス”に現地メディアから称賛の声が相次いでいる。
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ホッフェンハイム戦に先発出場した鎌田は、2-1で迎えた後半19分に自陣右サイドの深い位置でボールを受けると、そこから逆サイドにいたMFフィリップ・コスティッチへ約50mのロングパスを供給。この1本のパスで一気にカウンターによる得点チャンスが生まれ、最後はコスティッチのクロスボールをゴール前にいたFWアンドレ・シウバが頭で合わせて、フランクフルトに試合を決定づける3点目が入った。
フランクフルトの地元メディア「ヘッセンシャウ」のシュテファン・ライヒ記者は、自身のコラムの中で鎌田について「フランクフルトのシャツを着たメスト・エジルを目にしたようだ。ここ最近では数人、いやウーベ・バイン以降であれだけ繊細で素晴らしいパスを繰り出せるセンスの持ち主はエジル以外にはいなかった。鎌田はしばしば私にエジルのことを思い出させる」と、鎌田を元ドイツ代表MFメスト・エジル(フェネルバフチェ)を彷彿させる存在であると絶賛。さらに「ノールックで50mの対角線のロングパスをフィリップ・コスティッチの足下に正確に送り、ホッフェンハイムをチームごと試合から追い出してしまった」と、鎌田の閃きとキック精度を称えている。
また、ドイツ紙「ビルト」でも、「チームの3点目ではコスティッチに天才的なパスを出した。デュエルの場面や守備の仕事もしっかりとこなしていた」として、鎌田にチーム2位タイとなる採点2(1が最高点、6が最低点)が与えられている。昨年12月には先発を外れる試合が続いていた鎌田だが、現在9試合負けなしと絶好調のチームとともにシーズン序盤で見せた輝きを取り戻しつつあるようだ。