リバプール、勝ち点“下げ幅”がリーグ史上最大に…昨季同時期比で27ポイント減少
首位シティに1-4で完敗、直近のリーグ5試合でホーム3連敗と凋落ぶりが露わに
リバプールは現地時間7日のプレミアリーグ第23節でマンチェスター・シティと対戦し、1-4で敗れた。昨季同時点に比べると勝点が27も少ない状況で、元アイルランド代表の“闘将”ロイ・キーン氏は「彼らはバッドチャンピオンだ」「タイトルを獲得するまでにさらに30年かかる」とユルゲン・クロップ監督のチームを酷評した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
首位のシティとの上位直接対決。リバプールにとっては優勝争いに踏みとどまるためにも絶対に落とせない大一番だったが、守護神GKアリソン・ベッカーの2本のパスミスから失点を重ねるなどして1-4で完敗。勝点40のまま足踏みで、1試合消化の少ないシティとの勝点差は10にまで広がった。
圧倒的な強さでリーグを制した昨季は23試合終了時点で勝点67(22勝1分)を積み重ねたリバプールだが、同時期での比較で27ポイントも下回る成績となっている。これはイングランドのトップリーグ史上最も大きな下げ幅になっているという。
マンチェスター・ユナイテッドの元キャプテンで、現在は解説者を務めるロイ・キーン氏は凋落の王者を酷評している。
「私からすれば、彼らはバッドチャンピオンだ。これは一過性のもの、異常なシーズン、コロナのせいだと言えるだろう。だが、とにかくやるしかない。チャンピオンなんだ。リバプール・フットボールクラブなんだ。このようなパフォーマンスを続けていたら、タイトルを獲得するのにさらに30年かかる」
リバプールは昨季30年ぶりにリーグで優勝を果たした。しかし、今季は怪我人続出でなかなかフルメンバーが揃わず、直近のリーグ5試合でホーム3連敗と昨季ほどの圧倒的な強さは影を潜めている。キーン氏は今季のリバプールのパフォーマンスはタイトル獲得には程遠いと主張した。