食い違う本田とミラン新監督の”トップ下像” 「居場所は大きくない」と伊メディアは移籍を示唆
ブロッキ新体制での4-3-1-2の復活と本田の未来を分析
前節の敵地サンプドリア戦で、負傷欠場のアタランタ戦を除くと約4カ月ぶりのベンチスタートで出番なしに終わったACミランの日本代表FW本田圭佑について、ミラン専門のニュースサイト「milannnews.it」が「本田の未来はディスカッションに戻った。ブロッキのモデルでボナベントゥーラのリザーブになる危険性」と特集している。
特集は、「ミランのベンチにブロッキが座り、“大統領”であるベルルスコーニの好む4-3-1-2システムが戻ってきた」と、クリスティアン・ブロッキ新監督がシルビオ・ベルルスコーニ会長の偏愛する4-3-1-2システムを採用したことに触れ、トップ下を争うボナベントゥーラと本田のプレースタイルの違いや、ブロッキ監督がそのポジションの選手に求めるものについて論じている。
「ブロッキがトップ下に求めるものは明確だ。静的なプレーヤーを望まず、ボナベントゥーラのオフ・ザ・ボールでのダイナミズムはブロッキの考え方と相性がいい。一方で本田は、全く違う特性を持った選手だ。ボールを足元に置くことを好み、ピッチ上で自分のポジションを維持しようとする。そのため、ミランの10番に対してブロッキのチームで彼の居場所は大きくない。だからこそ、彼の将来についてさまざまなニュースが舞い込むことになるだろう」