勝てばACL16強決定の一戦で0-3完敗… 首位陥落のFC東京、最終戦に決勝T進出を懸ける

最終節は敵地でのビンズオン戦

 後半に入って同点に追いつきたいFC東京はFW阿部拓馬をピッチに送り出したが、同8分と11分に圍と最終ラインとのパス交換をかっさわれそうになるなど、危ういシーンが続いた。そして同15分、中盤でのパス回しでボールロストすると、カウンターからイ・ドングが上げたクロスをキム・ボギョンがボレーで合わせ、これをイ・ジェソンに詰められ0-2とされた。

 2点ビハインドとなったFC東京は、同20分にFW前田遼一に代えてFW平山相太を投入し、3枚目のカードを切る。同35分にはDF駒野友一のクロスに平山がニアサイドでつぶれ、阿部がシュートを放ったがゴール左上へと外れた。

 FC東京はイエローカード計5枚を数えた全北現代の守備を最後まで崩せず、アディショナルタイムには決定的な3点目を奪われて完敗。グループステージ首位の座を明け渡した。

「非常に残念な試合になったと思います。カウンターでやられてしまいました。次は(アウェーのベトナムで戦うため)気温が違ったりするので、コンディションをしっかり整えたいと思います。我々は勝つしかないので、勝つための準備をしていきたいと思います」

 試合後、城福監督は悔しさをにじませてこう語った。日本時間21時キックオフの江蘇蘇寧対ビンズオンの結果次第では、5月4日に行われるグループステージ最終戦、アウェーでのビンズオン(ベトナム)戦に勝利しなければ、2位以内の確保が難しいという厳しい状況に追い込まれる可能性が出てきた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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