欧州5大リーグの上位陣で異質な”レスター流” ロングボールの割合が98チーム中3番目に高いことが判明

バイエルン、PSGの割合はわずか1.1%

 ヴァーディや岡崎を起点に前線から激しくプレスを仕掛け、ゴール前のパスは強固な守備陣がはね返す。リーグ屈指のボランチコンビであるフランス代表MFエンゴロ・カンテとイングランド代表MFダニー・ドリンクウォーターがセカンドボールを確実に拾い、前線へつなげていく。クラウディオ・ラニエリ監督が植えつけた高速カウンターは、高い完成度を誇っている。

 日本代表MF乾貴士が所属するエイバルも6.6%で、同ランキングの5位に入った。一方で、全98チームが調査の対象となっているこのランキングでは、各国のビッグクラブが軒並み下位に名を連ねている。最もロングボールの割合が低かったのはブンデスリーガ首位のバイエルン・ミュンヘンとリーグ・アン優勝を決めているパリ・サンジェルマンで、わずか1.1%(97位タイ)だった。次点はリーガ・エスパニョーラで首位を走るバルセロナで1.4%(96位)だった。

 以下、日本代表MF香川真司が所属し、ブンデスリーガ2位のドルトムント、セリエA首位のユベントスと同2位のナポリの3チームが並び(1.6%/93位タイ)、セリエA5位のフィオレンティーナ(1.8%/92位タイ)と続いた。ロングボールを主体とした戦いぶりでリーグ制覇に迫るレスターの存在がいかに異質であるかを物語る結果となった。

 

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