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欧州5大リーグの上位陣で異質な”レスター流” ロングボールの割合が98チーム中3番目に高いことが判明
スイスの調査機関が算出 上位には各国のスモールクラブが並ぶ
多種多様な戦術が存在する欧州サッカーの中でも、プレミアリーグ首位を走るレスターはやはり異質な存在となっているようだ。イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディを軸とする高速カウンターが武器のレスターでは、全てのパスのうちロングボールが占める割合が6.9%という高い割合を記録。これがイングランドのクラブでは最も高く、欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス)全体で見ても3位という結果が明らかになった。
スイスの調査機関「CIES Football Observatory」が発表したデータによると、全てのパスのうちでロングボールが占める割合が最も高かったのは、ドイツのダルムシュタットで10.7%。今回の調査では唯一の10%を超えた。さらに2位もドイツのインゴルシュタットで7.8%だった。ドイツのクラブはトップ20位までに、この2クラブしかランクインしていないものの上位を独占した。ともに昇格組で、格上相手に引いて守ってからカウンターというスモールクラブ特有の戦い方が特徴なだけに、納得の結果と言えるだろう。
そのなかで、日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターは単独3位で、ロングボールの割合は6.9%だった。プレミアリーグ18位のサンダーランド(6.7%)や同14位のウェストブロムウィッチ(6.5%)、セリエA18位のフロジノーネ(6.3%)など各リーグで中位から下位に位置するクラブの方がロングボールが多くなる傾向のなか、プレミアリーグでタイトル争いを繰り広げるチームとしては異例の上位ランクインとなった。